第2回|進路指導主事に決まった瞬間にすること

進路指導主事、職務、計画、資料、役割、仕事術、初めて
<中学校進路指導主事の仕事術|目次>
(1)進路指導主事とは
(2)進路指導主事に決まった瞬間にすること
(3)進路指導1年間の流れ
(4)進路指導実物資料
(5)進路便りにそのまま使える文章50選、その他(注意点など)
(2)進路指導主事に決まった瞬間にすること
1.前年度の進路指導主事の「引継ぎ資料」を読む
2.進路指導資料を整理する
3.1年間の進路指導計画を作成する
4.学年会議の資料を作成する
5.進路指導冊子を作成する
6.第1回進路説明会資料を作成する
7.進路指導に関する書籍や資料を読む
8.1学期分の進路便りを作成する

それぞれについて説明します。
中学校教師、ブログ、記事、人気

1.前年度の進路指導主事の「引継ぎ資料」を読む

チェックポイントは、
・前年度進路指導の課題
・1年間の流れ
・各高等学校の難しさ
・就職決定までの流れ
です。
また、引継ぎ資料中の「入試要項」は必ず熟読してください。
進路指導主事が初めての場合は、直接前年度担当者から説明を受けましょう。
膨大な量になりますから、相当の時間がかかります。
すぐにとりかかりましょう。

2.進路指導資料を整理する

前年度の担当者がおそらく整理してくれているはずです。
整理というのは、
・不要な書類はすべて処分すること
・次年度の担当者が分かりやすいようにファイルを残すこと
です。
まったく整理されていないようであれば、やんわりと前年度担当者にお願いしましょう。
それが期待できない場合は、管理職の先生に言うか、潔くあきらめて自分でやるしかありません。
進路指導資料は膨大です。
「どこに何があるか」を把握しておかなければならないのです。
また、進路指導主事が出張等で不在の場合も、「どこに何があるか」が分かりやすく提示されていなければなりません。
「ラベルを付ける」などの基本的なことは再度確認して徹底しておきしょう。
また、今後届く資料はほぼ決まっていますから、ソフト上もハード上も入れるための「箱」を準備しておきましょう。
箱と言うのは、
・ハード上では、ラベルのついた空の引き出し、ファイル
・ソフト上では、決まったルールによって作成された(ネーミングされた)フォルダ
のことです。
「1.」、「2.」をやれば、おおよその流れは頭に入ります。

3.1年間の進路指導計画を作成する

前年度の進路指導計画と見比べながら、資料に1年間の進路指導計画を記入していきます。
3月時点で次年度入試日など未定要素が多い場合でも、「予定」で記入します。
その場合は、「予定」であることを示す記号を付けておきましょう。
予定に入れるべき内容及びサンプルデータについては、(3)進路指導主事1年間の流れで今後記事にします。

4.学年会議の資料を作成する

進路指導は「先手必勝」です。
前倒しで予定していきます。
担任が「いつ何をするか」が分かるように資料を作成します。
「3.」の1年間の進路指導計画、1学期の進路指導使用予定のプリント、昨年度の入試要項
でいいでしょう。

5.進路指導冊子を作成する

各中学校で進路指導の要となる進路指導冊子を作成します。
業者に依頼する場合は特に早く仕上げます。
進路指導冊子の目次は、おおよそ次のようなものです。

目次
[1]はじめに・・・・・・・・・・・・・・・・P○○

[2]卒業後の進路について・・・・・・・・・・P○○
1.就職・・・・・・・・・・・・・・・・・・・P○○
2.高等職業技術専門校(テクノセンター)・・・P○○
3.専修学校・各種学校・・・・・・・・・・・・P○○
4.高等学校・・・・・・・・・・・・・・・・・P○○
[3]進路決定について
1.進路関係行事予定表・・・・・・・・・・・・P○○
2.進路決定の際の留意点・・・・・・・・・・・P○○
[4]入試のしくみについて
1.受検(受験)の仕方・・・・・・・・・・・・・・・・P○○
2.高等学校志願についての留意点・・・・・P○○
3.他府県の公立高校を受験する場合の留意点・・P○○
4.私立高校入試・・・・・・・・・・・・・・・P○○
5.公立高校入試・・・・・・・・・・・・・・・P○○
6.工業高等専門学校入試・・・・・・・・・・・P○○
7.国立高等学校入試・・・・・・・・・・・・・P○○
[5]本校からの主な受検校について・・・・・・P○○
[6]私立高校生等授業料支援制度・P○○
[7]学費について・・・・・・・・・・・・・・P○○
[8]奨学金制度について・・・・・・・・・・・P○○
[9]HR資料
1.Q&A・・・・・・・・・・・・・・・・・・P○○
2.学習の方法について・・・・・・・・・・・・P○○
3.テスト勉強計画表と振り返り表・・・・・・・P○○
[10]その他の資料
1.所在地、地図、通学区域・・・・・・・・・・P○○
2.公立高校入学者選抜実施要項(抜粋)・P○○
※資料は、基本的に前年度のものです。
最新の資料は、○○中学校に届き次第、学年だより等を通してお知らせいたします。
※学校から発信される情報以外にも、下記ホームページにより詳しい資料が掲載されています。
ご活用ください。
○○教育委員会(授業料無償化等)
HPアドレス(割愛)
公立高校一覧
HPアドレス(割愛)
私立高校一覧
HPアドレス(割愛)
奨学金関係
HPアドレス(割愛)

6.第1回進路説明会資料を作成する

進路説明会は通常2回行います。
多くの中学校では、5月上旬に1回、9~10月に1回ではないでしょうか。
生徒にもしなければなりませんから、合計4回することになります。
「5.」で作成した進路冊子をパワーポイントなどで説明します。
ここでは、パワーポイント資料(割愛部分もあります)を添付しました。
使われる場合は、各中学校の実情に応じて変更してください。
イメージ
スライド1~6
進路指導主事、職務、計画、資料、役割、仕事術、初めて
スライド7~12
進路指導主事、職務、計画、資料、役割、仕事術、初めて
スライド13~15
進路指導主事、職務、計画、資料、役割、仕事術、初めて
PDFファイルで閲覧
パワーポイントファイルダウンロード

7.進路指導に関する書籍や資料を読む

例えば、進路指導に関する本は、次のようなものがあります。
Amazonサイト「中学校 進路指導の本」検索結果へ
リンクが切れていたら、直接Amazonサイト等を検索してください。
また、大型図書館や書店に行っても多くの書籍があります。
ホームページの資料については、次のようなものがあります。
文部科学省 中学校キャリア教育の手引き
この資料は、進路指導主事なら必見です。
国立教育政策研究所 「キャリア教育」資料集 研究・報告・手引編 〔平成21年度増補版〕
ベネッセ教育総合研究所 『VIEW21』中学版 2013年度 Vol.4 【特集】社会を生きる力を育む─キャリア教育の視点で教育活動を捉え直す

8.1学期分の進路便りを作成する

進路指導は1年間の流れがほぼ決まっています。
4月は○○、5月は○○、というように、記事にできる部分は記事にしておくのです。
「高校見学会、説明会の予定」など、時期が来ないと分からない部分は、枠を空けておけばいいのです。
実物資料については、「中学校進路指導主事の仕事術(4)進路指導主事実物資料」で記事にする予定です。