LINEによる生徒名簿流出|中学校教師の危機管理術

成績やクラス編成のデータが入った名簿がLINEなどを通して流出している事件が2つ立て続けにありました。
両方とも、

教師が廊下や教室に個人情報の入った資料を置き忘れる

それを生徒が見つけて撮影し、アプリ等を通して流出させる

という流れです。
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10年以上前から、ネット上での個人情報の流出事件が後を絶ちません。
現場でも、個人情報の管理に関する研修が頻繁に行われているのにも関わらず毎年起こります。
「教師が廊下や教室に個人情報の入った資料を置き忘れる」中で、それを生徒が最初に見つけるのは、10%くらいでしょう。
ほとんどの場合は、教師自身が最初に気づいて取りに戻るか、他の教師が見つけるでしょう。
さらにその中から、写真で撮影し流出させる確率は、1%に満たないでしょう。
まず、普通の生徒なら、「重要書類と分かったら、先生の所にもっていく」、「触らずに置いておく」のです。
「よし、いいものを見つけた」と思っても、その時に携帯やスマホなどを持ち合わせていないのです。
そう考えると、今回の事件の背景には、少なくとも2件×100×10=2000件の教師の「置き忘れ」があるはずです。
これを防ぐために、多くの研修が実施されています。
しかし、研修だけでは意識の高まらない残念な教師がいることも事実です。
・個人情報を持ち歩かない(個人情報を持ち運んでよい会議室などの部屋を決める)こと。
・個人情報は、鍵のかかる場所に保管すること。

この2つが現段階で取れる方法でしょう。
これが守られていれば、よほど悪意に満ちた人間がいない限り、問題は起こりません。
管理する立場の人間が、厳格に守らせるのです。
また、学年会議でのクラス編成資料などを配付した後、主担者が、
「資料は回収します。どうしても持っておきたいという方は、個人の責任でお願いします」という教師がいますが、私は反対です。
責任者がすべてを回収し、シュレッダーにかけるべきです。
しかし、体育教師が成績をその場でつけるために教務手帳など、授業する場所にもっていく場合もあります。
それはどうしようもありません。
その場合は、必要最低限のものだけをもっていくなど、工夫が必要です。
教師1人の不注意で、「生徒の安全や安心」、「教師の信頼」がなくなることがあってはならないのです。