終礼は1秒でも早く終わる

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放課後は生徒の大事な時間です。
その時間をできる限り、先生側でキープしてあげましょう。
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終礼の司会原稿は、どの学級でも準備されているでしょう。
司会原稿の主な内容は、
終礼担当(多くは日直)が前に出て、
1.「これから、終礼を始めます」
2.「係りからの連絡はありますか」
3.「先生からの連絡です」
先生からの連絡などが終了した後、
4.「これで終礼を終わります。起立。礼」
となります。
まず、終礼を早くスタートするシステムをつくります。
「システム」なので、担任が「早く座りなさい」ではいけません。
よくある光景として、日直が担任の先生に、「〇〇さんと〇〇さんがまだ教室に戻ってないから終礼を始められません。」と報告があるパターンです。
担任の先生が右往左往する、あるいは他の生徒が探し回ります。
バタバタ、ザワザワしている状態です。
その様子を見て、クラスの生徒は「あ、まだ始まる気配がない」といつまで経っても落ち着かない状態が続くのです。
そのうち遅れてきた生徒が教室に戻ってくるのですが、教室が騒がしければ、悪びれることなく教室に戻ってきてしまいます。

これを防ぐために、私がしていたことは、教卓にある椅子を教室の一番後ろにもっていき、何もしゃべらずに座って毅然とスタンバイをしていました。
教師自身が「終礼が始まらないから動揺している態度」は見せないようにします。
始めは時間がかかるかもしれません。
しかし、粘り強く待ちます。
教師と日直が、定位置じっと待つのです。
そのうち、学級が普通に機能していれば、気づいた生徒が座り始めます。
最後には、「教室に戻っていない生徒」や「気づかずに立っている一部の生徒」を除いて全員が座るようになれば理想です。

ほぼ全員が座っている教室の状態で、「まだ教室に戻って来ていない生徒を待つ」「まだ気づかずに立っている生徒を待つ」のです。

「遅れて教室に入りづらい状況」
「立っていては気まずい状況」

にしてしまうのです。

遅刻して入室してきた生徒には、「遅れてすみません」と言わせます。
そしてその生徒が席についた瞬間に、日直に始める合図をするのです。
先生からの連絡の仕方にもポイントがあります。
余計な話は一切しません。
「プリントを配布します。合計枚数は〇枚です」
「明日は、〇〇があります」
何もなければ、
「何もありません」
でいいのです。日直が「先生からの連絡です」と言い終わる瞬間を捉えて「プリントを配布します・・・」と続けるのです。

担任が早く終わるようにしていることを意思表示しなければなりません。
余計なことも一切言ってはいけません。

ポイントは、これをずっと続けることです。
周りのようすに敏感な生徒は、すぐに座るようになりますが、クラス全員が、「早く座らないと終礼が始まらない」と感じるようになるまでは時間がかかるのです。
いつも終礼に遅刻する生徒は、「先生に注意される」ことよりも、「みんなの目」の方が嫌なのです。
知らずのうちに、教室で座っている生徒を味方にしている状態になっているのです。
<注意点1>
遅れてきた生徒の状態が悪く、「ごめんなさい」と言わない時はどうするのか?
基本的に待ちます。
堂々と待ちます。
それでも、「ごめんさない」と言わなければどうするのか。
「これ以上待つと、あなた一人のために、みんなの大事な放課後の時間がなくなります。日直さん、もう始めてください」
と、毅然と言うのです。
決して動揺したり、ぶれてはいけません。
<注意点2>
いつもは遅れないような生徒が、居場所も理由も分からないような状態で教室に戻って来ない場合は緊急対応が必要です。
この時は、別の先生に応援を頼んでください。
<注意点3>
「終礼は1秒でも早く終わる」とは言っても、何か重要な問題が当日起きていた場合は当然その限りではありません。