ご老人には、かなわない

「ご老人の方には、かなわない」
と思うことが、立て続けに2つありました。
中学校教師

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サイクリングをしていた時のことです。
私は、日陰で休んでいました。
その時突然、「こんにちは」と自転車に乗ったご老人から声をかけられました。
咄嗟のことだったので、こちらはびっくりした表情で、「こんにちは」と答えてしまいました。
また、小さな声だったので、聞こえているかどうかも分かりませんでした。
休憩を終了し、再びサイクリングを再開しました。
そのご老人が、少し先で休まれていたので、
「お先です」
と声をかけました。
先のことがあったので、ひょっとしたら嫌な顔されるかなと思っていたのですが、
満面の笑みで、「行ってらっしゃい。気をつけて」
と言われました。
いや、ほんとに参りました。
降参です。
あのような温かい笑顔で包み込むような笑顔で言われたら・・・。
その後のサイクリングは、空と同様、すがすがしいものになりました。
その日の夕方、足に痛みを感じたので病院に行きました。
廊下で待っている間、足を組んで本を読んでいました。
その時、前を通るご老人が廊下の先から歩いてきたので、邪魔にならないよう足を組むのを止めました。
そのご老人が前を通ってこちらを見ながら、やはり満面の笑みで言うのです。
「ごめんな~ (^_^)」
これにも参りました。
悪いのはこちらの方なのに。
あの笑顔、私にはできません。
あのような笑顔を私もできれば、生徒ももっと幸せだったのだろうと、ふと思いました。
やっぱりご老人にはかないません。