中学生に「続けることは大事」って伝えるのは難しいですね・・・

中学生に「続けることは大事」って伝えるのは難しいですね・・・。

一筋縄ではいきませんが、伝える時のポイントが2つあります。
・ほんの少しでも続けたことで、生徒が感触を得ている瞬間を捉えて、「続けたから、できたんですね」と声掛けをすること。
・それを教師全体で、3年間何回も何回も何回も繰り返すこと(学年教師のテーマに据える)。
大小にかかわらず、生徒の「持続による成功体験」を繰り返し伝える(意識化する)ことで、生徒自身のそのような思考を強化していくのです。
はじめは「続けることで結果が出た」と思っていなくても、「そうなんや、続けたから結果がでたんや」と思考するようにまでもっていくのです。
教師側の「続ける力」がポイントになってくるのです。
しかしここで注意しなければならないことがあります。
「続けたら何でも夢は叶う。」
「続けることだけが良いこと。止めるのは悪いこと。」
と極端な思考へとつながらないようにすることです。
よく夢をかなえたプロの選手が「小さい頃、ずっと努力を続けた。だから夢がかなった」という話を聞きます。
それをそのまま、生徒の思考に刻み込んではいけないのです。
そのようなプロの選手がいる一方で、
「その何倍もの選手が、続けたけど夢は叶わなかった。たくさんの物事を犠牲にした。」という現実もありますからね。
理解する上で、教師側はフォローしてあげないといけません。
こんな極端な例でなくても「頑張って続けたけど、結果が出ない」時も結構あるじゃないですか。
失敗マネジメントとでも言うのでしょうか。
それも合わせて指導しなければならないのです。
これには賛否両論あります。
いつ教えるか、という話にもなってきます。
確かに「努力をたくさんさせる。その結果失敗するのもよい。」という面もあることも事実です。
しかし春野は、100%そのような思考になることには反対です。
あくまでも、
・ほんの少しでも続けたことで、生徒が感触を得ている瞬間を捉えて、「続けたから、できたんですね」と声掛けをする。
・それを教師全体で、何回も繰り返す。
程度に留めるべきものだと思っています。
だから、例えば「勉強が苦手な生徒」「部活動で成功しない生徒」に対して、
「結果が出ないのは、続けてやらないからだ」となるのは違うと思うのです。
順番が逆なのです。
中学校学習指導要領(道徳)の内容項目を引用しておきます。

内容項目1 主として自分自身に関すること。
(2) より高い目標を目指し,希望と勇気をもって着実にやり抜く強い意志をもつ。

<<今日のまとめ>>
目標を達成するために、続けること指導することは大事。
生徒に対し、そのような意識を高めるには、
・生徒が感触を得ている瞬間を捉えて、「続けたから、できたんですね」と声掛けをすること。
・それを教師全体で、3年間何回も繰り返すこと。
しかし、
・続けたら何でも夢は叶う。
・続けることだけが良くて、止めるのは悪い。
という極端な思考へとつながらないようにする。