「めっちゃ勉強したのに・・・」スランプに嘆く生徒への語り

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1.スランプは権利

中学3年生くらいになると次のように嘆く生徒がいないでしょうか。
「めっちゃ勉強したのに、今回は全然テストの点がよくなかった(泣)。完全にスランプです・・・。」
何パターンかの切り口をがありますが、今回は「スランプは権利である」という視点で生徒へ語る言葉です。

以下、生徒への語りです。
以前に学級通信に掲載していたものです。
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皆さん、私は「スランプは権利」だと思っています。
なぜか。
それは、自分自身にウソをつかずに心の底から「頑張っている」と思えないと「スランプ」とは感じないからです。
頑張ったからこそ、スランプになるのです。
「頑張っていない生徒」に「スランプ」は来ないのです。
「スランプは頑張った人だけが経験できる権利」なのです。
よく野球選手が、「スランプだ」と言っていますよね。
なぜ、スランプと言う言葉を使えるのか考えたことがありますか。
野球選手は、究極の「一球入魂」でプレーしています。
いくら好きだからやっていると言っても、生活がかかっているのです。
1球のため、1打席のため、通常では考えられないような努力をしています。
そんな努力をしているからこそ、「スランプ」という言葉を使えるのです。
考えてもみてください。
「適当な努力しかしていない選手」は「スランプ」という言葉は使えないのです。

2.後半

その場合は、単なる「練習不足」になります。
それは、選手自身が一番よく分かっています。
さて、話を戻します。
現在スランプの人がいると思います。
スランプを経験しているということは、「頑張っている」ことなのです。
スランプを経験してはじめて、本当の成長が始まります。
過去に自分が希望した進路先に行けた人は、必ずと言っていいほど、スランプを経験しています。
だから、安心してください。
残念ながら、これからも皆さんの成績は上がったり下がったりします。
それは仕方のないことなのです。
ずっと成績が悪い、ずっと成績がよいという人の方が稀なのです。
「スランプはある。成績の上下もある。それを受け入れいる。覚悟する。それに一喜一憂し過ぎない。振り回されすぎない。」
そういう「心の強さ」もこれから意識して勉強しなければなりません。
より高いステージへ突入したのです!
スランプを経験している人、ほんとによく頑張っていますよ。
えらい!!
これからも全力で応援し続けます(^_^)/

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