1.「経験年数が長いこと」と「経験が豊かなこと」はイコールではない
「えっ?そんな当たり前のこと?」と思われるかもしれませんが、
「経験年数が長いこと」と「経験が豊かなこと」は同じではありません。
ついでに言うと、
「経験年数が長いこと」と 「成長すること」も同じではありません。
特に教師という職業はそうだと思います。
以上が結論です。
以下、思ったことを好き勝手に書いていくだけの記事です。
経験値が上がった(経験がより豊かになった)時は、多くの新しいことにチャレンジしていた時です。
また、壁を乗り越えようとしていた時です。
その分、多くの失敗をしましたが、本当に充実した3年でした。
2.ブログの内容の8割は、17年のうちの「3年」で経験したこと
このブログは現在425記事あります。
そのうちの8割の記事は、私が36歳~38歳の3年間に経験したことを基にしています。
残りの2割の記事は、それ以外の14年で経験したことです。
それくらいの差がある、ということです。
36歳~38歳の3年間は、どんな困難な状況においても、自分の頭で思考し、自分の言葉で語り、自分の意思で行動していました。
新しいことにもチャレンジしていました。
周りの先生のバックアップもあり、成功体験で終えることができました。
今考えれば、やったことすべて正解だったとは到底思えませんが、経験値が上がったことは間違いありません。
3.空白の4年間
逆に最近4年間は、ほとんど何も新しいことに挑戦していません。
守りにも入っていました。
こんなことをこの場で言うのは恥ずかしいのですが、特にこの4年間は成長していません。
授業でも、15年前に作成したスライドをそのまま使用したりすることがあります。
「あー、俺って成長していな」と空しくなる時があります。
ただ、4年をかけてようやく心身共にリセットされた気がします。
4.「どれだけ濃い経験をしてきたか」が新時代の判断基準
さて、現在インターネットやSNS上では、多くの若い先生がすごい実践を発表しています。
若くして本を出版している先生、
学校で主任職をしている先生、
セミナーの講師をしている先生、
学級経営で力を発揮している先生、
本当にすごいなと思います。
通常の1年よりも何倍も何倍も何倍も濃い経験をこの1年間してきたのだろうと思います。
そんな1年は、数年分の価値があると思います。
数値では表せないことだと思いますが、
内容の濃い5年(3倍の濃さとします)を過ごした先生は、
5年×3倍=15年
の経験をしたことと同じ経験値があると思います。
何の説得力もないかもしれませんが、
この時代では、
「経験年数の長さ」は、その先生を判断するときの基準にはならない
と思います。
「どれだけ濃い経験をしてきたか」
今後、その重要性がますます強くなると思います。
5.まとめ
- 「経験年数が長いこと」と「経験が豊かなこと」はイコールではない
- 「経験年数の長さ」は、その先生を判断するときの基準にはならない
- 「どれだけ濃い経験をしてきたか」が重要
- 「経験値」は、後からいくらでも取り返しが可能