この記事は次のような先生に向けて書きました。
「概ね経験年数3年未満の先生で、どのように授業をしたらいいか迷っている先生」
標準的な方法を書いています。
1.どんな授業をしたいのか、自分の気持ちを整理する
いきなりネットや書店だと、「○○法」のように実践がたくさん出てきます。
そこからスタートもするのもいいのですが、その前に自分がどのような授業をしたいのか、時間をかけて考えて書きだします。
1年間の方向性を考える時間です。
1人で時間を確保しましょう。
とにかく、自分の気持ちを書き出すことが第一です。
自分の気持ちに正直になります。
かっこつけずに書いていきます。
例えば、私は理科を担当しているので、どんな授業をしたいかというと、
・ワクワクするような授業をしたい
・実験をできるだけ多くしたい
・(学校教育目標等に照らし合わせ)実験が活発になるように工夫したい(発表を週に○回を基準にしよう)
みたいなことをザックリ考えます。
2.実際に調べる
実際に調べる作業に入ります。
際限ない情報量があることはご存知の通りです。
それをどのように絞っていくかがポイントです。
具体的には、「1.」で考えたことを頭に入れながら、ネットやSNSで調べます。
例えば、
・検索エンジンで「教科名 授業 中学校 方法」と調べる。
・ツイッターで「#中学校 #授業」で探してみる。
・フォレスタネット等、授業実践中心のポータルサイトで、検索してみる。
調べたことで、「これはやってみたい」と思うことは、プリントアウトします。読んだ上で付箋も貼っていきます。
記事を選ぶ時に、注意することは、
・タイトルに騙されていないか
・アクセス数に騙されていないか
・ライターだけで判断していないか
また、
・調べた内容(記事)が、「事実」なのか「推測」なのか
このようなことを確認することが大切です。
3.書店に行く
「1.」「2.」に関連する書籍を探すため、書店に見に行きます。
理由は「2.」だけの情報では不十分だからです。
時間がなければ、ネットで注文することも考えられますが、基本は、「書店で実際に手に取ってみる方法」が、求めている内容の本に辿りつきやすいと思います。
本の内容で確認することは、
・古すぎないか(発信年度を確認する)
・発行年が古い本なら、版を重ねているか(6年前に発行された本で、まだ「初版」は売れていない本ということになります)
といったことになります。
4.疑問点がある場合
疑問点がある場合は、身近な先生に聞くのが一番よいでしょう。
・現場の先生に直接聞く
・友人の先生に電話する
・ネットで質問する
などがあります。