実物資料 進路だより 受験直前号

進路便りの受験直前号で、記入すべきことをまとめてみました。
必要に応じてチェックしてください。

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■中学校での進路関係の配布物の一般的な内容(1)

入試3か月前から受験当日までの心構えなどが書かれている配布物の内容を紹介します。
奨学金関係、各高等学校の体験入学等のスケジュール、具体的な入試手続きの内容は省略しています。
中学校での流れを頭に入れて、指導にいかしてください。
【周到な準備と心構えが大切です】
いよいよ入試の日が近づいてきました。
試験の結果によって自分の進む道が決まるというような厳しい状況に直面するのは、おそらく初めての経験でしょう。
この日のために今まで皆さんは努力を重ねてきたはずです。
皆さんが当日に100%の力を発揮できることを願ってやみません。
各自、願書を入手したら、受験校の入学試験要項や募集要項は何回もよく読んで頭に入れておくようにしましょう。
後にもふれますが、集合時刻、集合場所、試験の時間割、持ち物などもそろそろ確認しておきましょう。
毎日がんばって夜遅くまで勉強している人も多いと思いますが、徐々に「朝型」のリズムに切り替えましょう。
また、帰宅したら、うがい・手洗いをし、規則正しい生活をして心身ともにベストな状態をキープしてください。
健康管理も入試の一部です!今回、私立高校を受験しない人は、弱点分野の克服などに力を注ぎましょう。
最後まで気力と気迫で乗り切りましょう。健闘を祈ります!

■中学校での進路関係の配布物の一般的な内容(2)

【生活リズムを作ろう】
これから始まる入試は、ほとんどの皆さんにとって生まれてはじめての大勝負です。
どんなに気の強い人でも緊張してしまいます。
緊張していても実力が出せるよう、次のようなことに注意してみてはどうでしょうか。
(1)食事の時間を一定に
生活のリズムを整える上で一番基本的なことは、規則正しく食事を取ることです。
また、偏食をせず、質の良いタンパク質やカルシウム、ビタミンB1などをとるようにしましょう。
(2)一定の睡眠時間を確保
この時期になると、夜遅くまで机にしがみつく生徒が多くなります。
寝不足になると体調はくずれ、授業中も眠くなるし・・・、良いことはありません。
人により個人差はあるでしょうが、遅くとも11時頃(理想は10~11時)には床に入るようにしましょう。
(3)病気の治療は早めに
目や鼻、耳、そして歯の治療が完全でない生徒がいます。
入試当日に痛み出したりしないよう、完全に治療しておくことが肝心です。
(4)入試前日・当日の生活について
皆さんは、試験になると日頃の実力以上に力が出せるほうですか?それともあがってしまう方ですか?
どちらのタイプであっても、試験日をベストコンディションで迎えるためには、それ相当の準備が必要です。
その1つは、入試日と同じパターンで生活し、当日の日程に身体のリズムを慣らすことです。
多くの高校では8時30分までに登校、テスト開始は9時です。この時間帯に合わせるためには、6時から6時30分までに起床しなければならないでしょう。
そうすると前日は、10時から10時30分の間に就寝する必要があります。できるだけ入試日の時間帯で生活できるよう、今から工夫していきましょう。
【朝に頭を活発にする訓練を】
皆さん、今の生活を振り返ってみてください。
午前9時と午後9時では、どちらが頭を活発にはたらかせているでしょうか。
「間違いなく午前9時の方が頭がはたらいている」と言える人は何人いるでしょうか。
皆さんが、高校入試を受けるのは午前中になります。
朝の9時30には試験は始まります。
そのときから、頭をフル回転させなければなりません。
これは、就職した場合でも同様です。
午前中に頭がボーッとしているようでは、仕事になりません。
そのためには、今から朝に頭を活発にしておく訓練をしておかなければなりません。
皆さんの場合で言うと当然「授業」になります。
今の皆さんを見ていると、1、2時間目は寝ぼけたような顔をしている人が多く見受けられます。
自分の力を100%発揮するためにも、今からぜひともトレーニングしていきましょう。

■中学校での進路関係の配布物の一般的な内容(3)

【入試前日のチェックポイント】
(1)服装・持ち物の準備
清潔で中学生らしい服装(制服)、髪型にしましょう。
だらしない格好は、受験中や面接のとき、受験校の先生の印象を悪くします。
試験場で必要なもの、受験校への行き帰りや昼食時に必要なもの、緊急時に必要なものなど、前日までにチェックしておくと安心です。
〈持ち物リストの一例〉
受験票、ティッシュ、消しゴム、時計、傘、
シャープペンシル、交通費、上靴、定規・コンパス
弁当、生徒手帳、電話メモ、水筒、鉛筆、予備のお金、
ハンカチ、下敷き、テレホンカード
* 時計は時計機能のみついたもの
* 分度器は指示された場合のみ
* 携帯電話の持ち込みは厳禁!
(2)心身を休める
前日は休養が第一です。
土壇場になって夜遅くまで勉強しているよりも、早めに夕食をとり、入浴後、早めに就寝してください。
不安や緊張で眠れない場合でも、無理に寝ようとしないで、横になってじっと目をとじていてください。
それだけでも体は休まります。
今からあせらずに、ゆっくり休養を取って体調を整えるようにしてください。

■中学校での進路関係の配布物の一般的な内容(4)

【試験当日の心構え】
試験場には集合時間の30分前につくように、ゆとりを持って出かけること。
通勤ラッシュの時間と重なりますので、電車の混雑や交通渋滞で、予定より時間がかかることがあります。
それを考慮して、家を出発する時刻を決めておくこと。
万一遅刻する場合は、中学校へ連絡してください。
また、試験会場でも、係の先生に事情をしっかりと説明しましょう。
(1)朝食(できれば消化のよいもの)は必ずとって、用便を済ませ、持ち物を確認しましょう。
(2)服装を確認しておきましょう。名札・校章・組章・スカーフ・カラーを忘れないように。
(3)学校についたら、自分の入る教室を確認しましょう。
また、掲示事項に注目し、受験校の先生の指示に従いましょう。
決して、受験校の先生に注意されることのないようにしてください。
(4)他校生との接触を避け、トラブルに巻き込まれないようにしてください。
受験校への行き帰り、駅や電車・バスでも注意してください。
(5)休み時間には、済んだテストのことを気にやんでくよくよしないで、次のテストのまとめなどに目を通し、静かに過ごしてください。友達と騒いだりしてはいけません。
また、トイレなどに行って、気分転換をしましょう。
(6)周りの人が賢く見えるかもしれませんが、相手もそう思っているので気にしないでおきましょう。
【答案作成上の注意】
心と体にゆとりを持って、平常心で試験にのぞみましょう。
(1)注意事項をよく読み、監督の先生の指示に従いましょう。
(2)まず、受験番号等を記入します。
文字はていねいに、濃くはっきりと書きましょう。
うすい字や読みにくい字はバツにされる可能性があります。
(3)問題全体の意味、要求されていることをよく考えましょう。
わからないことがあれば、手を上げて監督の先生に申し出ましょう。
話をしたり、キョロキョロしたりしてはいけません。
(4)問題全体を見渡し、自信のありそうなところ、できそうなところから取りかかりましょう。
わからない問題でいつまでも悩んでいないで、時間配分を考え、次の問題に進むことも必要です。
(5)時間が余ったら、考え違いや早合点によるミスがないか見直しましょう。
(6)カンニングと疑われるような態度は決して取ってはいけません。
例えば、消しゴムなどを落としたときは、勝手に自分で拾ってはいけないのです。
手を挙げて監督の先生に伝えなければなりません。
また、辞書や携帯電話の持ち込みは厳禁です。
【こんなとき、どうしますか】
(1)もし遅刻したら?
係の先生に申し出て指示を受けること。
少々の遅刻であれば、時間延長はありませんが、受験は可能です。
間に合わないと思ったら、できるだけ、中学校に連絡してください。
(2)受験票を忘れたら?
途中で気づいても取りに帰らないで、受付か、係の先生に申し出てください。
生徒手帳等で本人の確認ができれば受験できると思います。
わかった段階で、中学校にも連絡してください。
(3)突発的な病気や事故で試験場にいけなくなったら?
すぐに中学校に連絡してください。
(4)テストに受験番号を記入し忘れたら?
気づいたらすぐ係の先生に申し出てください。確認してくれます。

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