中学校でSDGsを授業する【2020年度版】

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「SDGsをこれから学んで授業にしたい」
そんな先生のために記事を書きました。
SDGsについては、多くの情報量があります。
「SDGs」を検索すれば、外務省、ユニセフ、パートナー企業、SDGs関連の広告等が検索結果に出てきます。
どれも読みごたえがあり、生徒に伝えたいものばかりです。
限られた時間の中で何を選べばよいのか本当に迷います。
今回は、本校の生徒の実態に合わせた切り口を紹介します。
皆さんの学校においても、実態に応じて授業案をどんどん変更していただければと思います。
1~3時間の授業案になります。

1.教師の準備

(1)SDGsを知る(外務省)

SDGsとは、Sustainable Development Goalsの略になります。
外務省のSDGsについてのホームページ
をまずは見てください。
ここにほぼすべてが詰まっています。

トップページの画像です。

外務省のSDGSのホームページ画像

(外務省ホームページより)
SDGsには、17のゴールがあります。
ホームページ内の1~17のそれぞれの画像をクリックすることにより、詳細を知ることができます。
まずは、このページでSDGsの概要を理解します。
次にトップページの左側「SDGsとは」をクリックします。
すると、次のような説明があります。

持続可能な開発目標SDGs(エス・ディー・ジーズ)とは
持続可能な開発目標(SDGs)とは,2001年に策定されたミレニアム開発目標(MDGs)の後継として,2015年9月の国連サミットで採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」にて記載された2030年までに持続可能でよりよい世界を目指す国際目標です。17のゴール・169のターゲットから構成され,地球上の「誰一人取り残さない(leave no one behind)」ことを誓っています。 SDGsは発展途上国のみならず,先進国自身が取り組むユニバーサル(普遍的)なものであり,日本としても積極的に取り組んでいます。

https://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/SDGs/index.html

時間があれば、
同ホームページ内
「持続可能な開発のための2030アジェンダ 仮訳(PDF)」

を読んでおきましょう。
(当方のブログではPDFファイルの直リンクはしていません。)
また、ホームページ内には、SDGs関連動画として、次のようなリンクが張られています。
後述しますが、生徒への教師関心を高める意味でも、いくつかを見せるのがよいでしょう。
先生側の準備としては、次の動画を参照しておけばいいでしょう。
特にピコ太郎さんのPPAPは面白いと思います。
【外務省×SDGs】どれから始める?未来のために
ハローキティSDGs応援Vol.7
SDGs NOW! 17 Goals to Transform Our World
ピコ太郎×外務省~PPAP~
国連ハイレベル政治フォーラムの日本政府動画(PPAP)

(2)SDGsを知る(unicef)

unicefの「学校のための持続可能な開発ガイド」も必見です。
また、サイト中の「SDGsについての動画を見る」も非常に面白いです。
ここには、以下のような動画があります。
世界に広めよう「持続可能な開発目標(SDGs)」Ⅰ
マララ・ユスフザイさん編
世界に広めよう「持続可能な開発目標(SDGs)」Ⅱ
エマ・ワトソンさん編
世界に広めよう「持続可能な開発目標(SDGs)」Ⅲ
【4分32秒】 ※日本語字幕
これも必見でしょう。また、「数字で見てみよう!世界の格差」
なども、導入場面では活用できるでしょう。

(3)SDGsバッジの意味を理解する

教育ブログ「応援の空」は 持続可能な開発目標(SDGs)を支援しています。

SDGsバッジは、1000円前後で発売されています。
詳細は、「SDGs バッジ 購入」等でお調べください。
入手して、生徒に実物を示すと効果的です。
17の目標にはそれぞれ色が設定されています。
その色を表したのがバッジになります。

(4)トレンドニュースを調べる

例えば、2020年2月現在では、次のようなニュースや企業、市町村区の取り組み事例が報告されています。
以下に、SDGsの取り組みが入賞している企業等を示します。
北海道下川町、特定非営利活動法人しんせい、パルシステム生活協同組合連合会、金沢工業大学
、サラヤ(株)、住友化学(株)、吉本興業(株)、(株)伊藤園、江東区八名川小学校、国立大学法人岡山大学、公益財団法人ジョイセフ、福岡県北九州市、(株)日本フードエコロジーセンター、日本生活協同組合連合会、鹿児島県大崎町、(一社)ラ・バルカグループ、(株)LIXIL、特定非営利活動法人エイズ、孤児支援NGO・PLAS、会宝産業(株)、(株)虎屋本舗、(株)大川印刷、、 SUNSHOW GROUP、(株)滋賀銀行、 山陽女子中学校・高等学校地歴部、(株)ヤクルト本社、産科婦人科舘出張佐藤病院、(株)フジテレビジョン
他にも身近な多くの企業が取り組んでいます。
詳細については、
SDGs企業の取り組み事例
をご覧ください。
実に多くの企業が、実際にアクションしていることが分かります。

(5)身の回りの例を調べる

私は阪急電鉄を利用しているのですが、次のようなSDGs列車があったので、写真を撮らせてもらいました。

読者の皆さんの身の回りにもSDGsに関連したものがあると思います。
それを提示することで、より興味関心を高めることができます。

2.授業案

以上の準備を踏まえ、授業化していきます。
発問例<T>、予想される生徒の反応<S>を中心に説明します。
unicef「SDGs 副教材 私たちがつくる持続可能な世界~SDGsをナビにして~」
を活用した授業案になります。
unicefの副教材は充実しています。
これを使うのが王道でしょう。
<T>
「(板書)SDGs = (    )な(  )」
(    )には何が入りますか。
<S>
???(知っている生徒もいます)
<T>
SDGsを日常生活で見たことや聞いたことがありますか。
<S>
広告で見た。
見たことがない。
<T>
「持続可能な開発目標」を表した言葉です。
Sustainable Development Goalsを省略した言葉です。
<T>こんな動画もあります。(動画視聴=省略可能)。
ピコ太郎×外務省~PPAP~
次に、以下のワークシートを配布します。

SDGs 副教材
「私たちがつくる持続可能な世界~SDGsをナビにして~」
「01 不平等をなくそう!」

を基に作成しています。

世界の現状を知るために、(  )形式でワークシートを作成しています。
教師が、各学級の実態に応じて、読み合わせ、指名で質問等をしながら、授業を進めていのがいいでしょう。
ワークシートの(9)後に、
unicefの資料
「私たちがつくる持続可能な世界~SDGsをナビにして~」
を全ページ配布します。
・02 暴力や差別をなくそう!
・03 地球環境を守ろう!

を読み合わせします。
その後、
資料内の
・P4
・P5
を実施します。
よく練られたいい資料なので、しっかり活用してください。
くれぐれも学級の実態に応じて、指導時数や指導方法を調整してください。
分量が多いので、指導可能時数に合わせて時間調整してください。
次に動画視聴します。
【外務省×SDGs】どれから始める?未来のために
最後に、ワークシート(10)をして終了です。

ふつうにすれば、2時間程度の授業案になります。
超特急ですれば1時間、ゆったりすれば3時間になるかと思います。

3.全体の留意点

・最新のトレンドは、多く取り入れましょう。
・指名方法(「列指名」「自由発言」「挙手」)や提示方法等の授業の進め方については、各学級の実態に応じて選択してください。
・自分発信と多様性がポイントです。授業自体をSDGsが目標としている形にします。
・1~17の行動を自分の身近な行動に結びつけられない生徒が多くいます。身近な行動が結びついていることを意識させてください(エコバッグ、食べものを残さない、ポイ捨て、募金、偏見や差別について考えること等)。
・現状を知る → 行動に結びつける → 未来の行動レベルに落とし込む、が基本路線です。

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