1.所見ノート(生徒ノート)を作成する
見開き1ページで生徒1名分を記入するようにします。
私は、A4ノートに次のようにして、所見で参考になること等を記入していました。
所見のもととなるノートは、学年が始まる4月に作成します。
1カ月もすれば、このノートに生徒の情報がたくさん記入されることになります。
この中から、特に所見に記入すべき事項について、厳選します。
2.「1(2、3)学期を振り返って」アンケートを実施する
これも、所見作成には必要な過程です。
所見を書ける先生や良書を読めば分かりますが、所見は、1(2、3)学期であったことだけを書くものではありません。
生徒の長所を伸ばせるような言葉も書きます。
現在生徒がどのような思いでいるのかを知ることも大切です。
例えば、次のようなアンケートはいかがでしょうか。
※イメージは1学期のものですが、PDFファイル、ワードファイルには、1~3学期分のデータがあります。
1(2、3)学期を振り返って」アンケート:PDFファイルで表示
1(2、3)学期を振り返って」アンケート:ワードファイルダウンロード
「1(2、3)学期を振り返って」
( )番 名前( )
(1)1(2、3)学期がんばったことを書きましょう。
(2)1(2、3)学期、反省することがあれば書きましょう。
(3)1(2、3)学期、嬉しかったことを書きましょう。
(4)仲のよい友達を書きましょう(何人でも構いません)。
(5)夏(冬)休みや2(3)学期にがんばりたいことを書きましょう。
(6)将来の夢や目標がある人は書きましょう。
(7)その他
「1.」、「2.」の資料は、三者面談でも大活躍します。
3.所見に関する本を読む
これも絶対に必要な過程です。
所見に関する本はたくさん出版されています。
数冊を読み、自分のものにしてください。
4.書き上げる
1~3の資料を基に、所見を書き上げていきます。
一気に仕上げるか、何人か分ずつ仕上げていくかは、自分のやりやすいようにすればよいでしょう。
1~3の資料を何も準備しない場合と比べて、格段にレベルアップした所見が完成します。
5.所見の書ける先生にチェックしてもらう
もし可能なら「所見をチェックできる力のある先生」にチェックしてもらうのです。
その時に、対等な意見交換ができれば最高です。
例えば、「ここは、この書き方の方が伝わるのではないですか?」と言われた場合でも、
「ありがとうございます。考えたんですけど、〇〇さんは、△△だからこの表現の方が自信をもたせることができると思うのですが、どうでしょうか?」
というような感じです。
くれぐれも謙虚に、どこまでも謙虚に、指導を仰いでください。