すべての仕事に全力投球しない

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1.有名すぎる「パレートの法則」

「すべての仕事に全力投球しない」、これは、教師を続けていく上で必要な視点です。
決して、「さぼれ」ということではありません。
いわゆる「選択と集中」の考え方です。
極論すれば、10ある仕事のうち、「2に集中するために、残りの8はできるだけ労力を費やさないように早く適当に終わらせる」のです。
そして、これを実現するには、<<「2の仕事」と「8の仕事」を分けること>><<「8の仕事」を早く適当に終わらせること>>が必要です。
その結果、「2の仕事」に持ち時間の80%の時間をかけ、「8の仕事」を持ち時間の20%の時間で済ませることができれば、成功と言っていいでしょう。
周りの反応を気にせず、思い切ってやってみませんか。

2.「2割」の仕事の見つけ方

簡単に言えば、「これだけはゆずれないこと」や「これはしっかり学びたい」と思うことが、「2の仕事」です。
教師5年目の頃の私の場合は、「教科の授業」だけでした。
それ以外は、「できるだけ労力を費やさないように早く適当に終わらせる」ことを考えていました。
<<<「8の仕事」をできるだけ労力を費やさないように早く適当に終わらせる方法>>>
ざっと、思いつくことは、
・周りの目を気にしない(嫌われ上等(笑))。
・早く適当に終わらせる方法を常に考える。
・自分だけでやろうとしない。
・割り切る。

などでしょうか。
5年目で「総合学習」や「道徳」の校務分掌だった時も、徹底して早く適当に終わらせる方法を考えていました。
この時は「徹底して前年度の踏襲」をしていました。
例え、「去年とほとんど同じ」と言われようが関係ありません。
ただ、そのようには見えない工夫していました。
例えば、去年の資料のワードファイルに、
「文部科学省の骨太の資料を加える(ほぼコピペ)。」
「フォントを変える。順番を変える。」
ことをするのです。
これだけでも「見た目」は全然変わります。
「これでは、成長しない」という教師もいます。
それはそれで否定しません。
そういう考え方もあります。
だからと言って、「8と2の考え方が間違っている」とは私はまったく思いません。
「2の仕事」を集中してやり、その能力を伸ばすことを最優先として考えているのです。
10の仕事を10のウェートでだらだらするような気には、到底なれません。

「すべての仕事に全力投球しないこと」は、「2の仕事」を集中してやり、その能力を伸ばすこと

なのです。

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