「保護者証(身分証)をつけていない人物が、1人でも校内を歩いている」
「貸し出し用の仮保護者証を校門や下足ホールの前においておき、保護者に名前を書いてもらい貸し出す。」
こんな光景、よくありませんか。
言いにくいことですが、これでは保護者証の意味がありません。
ポイントは1つだけです。
「生徒の安全を確保できない」
のです。
緊急に啓蒙すべきことです。
1.各種通信の例文
以下、各種通信の例文です。
各中学校の実態に応じて、適宜変更してください。
少し強く啓蒙したい場合は、「学校便り」「生徒指導便り」「学年便り」「学級通信」など複数の通信で繰り返し伝えるのもよいでしょう。
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<生徒の安全を確保するためにお願いしたいこと>
学校便りでもお伝えしましたが、繰り返し記載させていただきます。
学校は生徒にとって、最大の安全地帯でなければなりません。
そのために教職員も緊張感をもって、不審者等の対応に当たっております。
その時に、不審者かそうでないかの判断基準の1つは、「保護者証」になります。
それに伴い「保護者証」を首からかけてもらうようにお願いしているところです。
保護者証をつけてない場合、不審人物として対応することになります。
さて、先日の体育大会(学年懇談会)では、「保護者証」忘れが多くあり、「仮保護者証の貸し出し」が15件もありました。
うっかりして忘れることもあるでしょうが、学校としては、生徒の安全を確保する上で困ったことなのです。
しかも、返却されたのは「13件」で、「2件」はまだ返却されていません。
また、中学校の前の道路から「保護者証を忘れても、名前を記入すれば中学校に入れる」と通りすがりの通行人に分かってしまいます。
これでは保護者証の意味がなくなってしまいます。
十分に生徒の安全を確保できないことにもつながります。
どうか、生徒の安全確保のため、意識を高めてくださいますよう、重ねてお願い申し上げます。
2.保護者証の工夫
次年度の保護者証作成の参考になさってください。
(1)保護者証の裏面の工夫
例えば、次のような文面を裏面に入れてはどうでしょうか。
既に実践されている中学校もあるでしょう。
先の通信に四角囲みで、記載してもよいでしょう。
・「保護者証」がない方は、校内に入れません。
・「保護者証」を紛失された場合は、必ず担任に伝えてください。
・校内で「保護者証」を首にかけていない方を見かけたら、至急近くの職員にお知らせください。
・来校の際は、スリッパをご持参ください。
・必ず名前面が前になるよう、首におかけください。
(2)保護者証の表面の工夫
容易に複製ができないようにします。
・ホログラムを貼りつける。
・学年、組、名前は必ず印刷して配布する。
・秘密の印をつける