年間100万PV 中学校教員ブログの作り方

この記事は次の先生に向けて書きました。

・今まで経験してきたことを、ほんの少しでも発信したい(アウトプットしたい)先生
・教員ブログのアクセス数を増やしたい先生
・教員ブログのSEO対策を知りたい先生
・人気記事を書きたい先生
・ブログを始めたいが、どうしたらよいか分からず、方法を知りたい先生
・ブログに書く内容が分からない、まとまらない先生
・ブログを始めているが、長続きしない先生
・ツイッターやnote、facebook等はやっているが、ブログをやるかどうか迷っている先生

「今さらブログ?」って思われる先生がいらっしゃるかもしれませんが、ほんの少しでもブログ等での発信について考えるヒントになれば幸いです。

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1.教員ブログを書く目的や理由を考える

何のために教員ブログを始めるのか。
例えば、次のような理由が考えられます。
・自分の考えを主張したい
・教育のシステムの根本を変えたい
・部活動問題を論じたい
・教育を通して、世界平和を目指したい
・とにかく自己表現したい
・教員の長時間労働問題について、問題提起をしたい
・ネットワークを広げたい
・自分の授業実践(教科、道徳、HR・・・)を広めたい、シェアしたい
・自分の力を試したい
・時短仕事術のノウハウを発信したい
・生徒指導の実践を公開したい
・同じような考えをもった先生とつながりたい
・教員の業務が多いことを主張したい
・若い先生のサポートをしたい
・ベテランの先生の実践を広めたい
・職員室の不満をぶつけたい
・本音を書きたい
・保護者と学校と地域をつなげたい
・保護者の求める情報を発信したい

・保護者の視点から教育を語りたい
・勉強方法を伝えたい
・これから教員を目指す人のための力になりたい
・教師の非常識を斬りたい
・教員の働き方改革について、意見したい

・教育情報を発信したい
・自分の得意な校務分掌(生徒会、○○主任等)のノウハウを発信したい
・提案資料や計画表などのテンプレートを公開したい
・支援学級経営のイロハを発信したい
・教員のワークライフバランスやプライベートについて考えたい
・文章力を高めたい
・自己実現したい
・有名になりたい
・同じ考えの先生とつながりたい
・自分のメモ帳や日記として使いたい
等々。
ブログを書く目的や理由を言語化することにより、書く内容が明確になってきます。
後にも触れますが、ブログタイトル、記事タイトルもスムーズに決められるようになります。
目的や理由は、いくつあっても構いません。
とにかく、ありのままで、自分の気持ちに正直に。
スケッチブックを開いて、マッピングするのもいいでしょう。
迷う先生は、1つ目の記事に「教員である私がブログを始めた理由」を記事タイトルに発信するのもいいかもしれません。

2.ブログサービスを選択する

さて、いよいよブログを書く準備です。
まずは、どのブログサービスを選ぶか決めましょう。
インターネット上には、多くのブログサービスがあります。
例えば、
・Wordpress
・ライブドアブログ
・楽天ブログ
・エキサイトブログ
・Amebaブログ
・gooブログ
・Blogger
・yahoo!ブログ
・seesaaブログ
・はてなブログ
などです。
他にも多くあります。
気になるサービスを調べて、好みで選べばよいでしょう。
「無料ブログサイト 比較」で検索すれば、それぞれの特徴をまとめて比較することもできます。

私の場合、スタートは、無料ブログサービスの「Wordpress.com」でした。
「広告が少ない」「スマート」「カスタマイズ機能が他のブログサービスより多い」「世界で多く利用されている」「SEO対策(後述)が進んでいる」という理由で選びました。
3年半このサービスで続けましたが、「よりカスタマイズしたい」という気持ちが抑えられず、11月に「Wordpress.org」(サーバー型のブログ運営)にドメインを移管しました。
リダイレクト(現在のホームページにジャンプ)されるようになっていますが、しばらくするとリダイレクトされなくなります。
ブックマークされている方は、アドレスの変更をお願いします。
Wordpress.orgには、「テーマ」というものが選択でき、多くのフォーマットから自分好みのものを選べます。

手軽に無料で始めたいのなら無料ブログ、本格的なカスタマイズも楽しみたいのならレンタルサーバー型ブログを選択すればよいでしょう。

私の場合は、本格的にブログをやりたくなったので、レンタルサーバーであるエックスサーバーを迷わず選択肢しました。
信頼できるサーバーです。
また、次のサーバーも有名です。
ロリポップ!レンタルサーバー

自分で気に入った方を選ぶといいでしょう。

レンタルサーバー型を選択される場合は、ネットにその方法が多く記事にされています。
そちらも参考にしてください。

3.ブログタイトルを決める

自分が主体となってブログを書くわけですから、ブログタイトルに愛着をもてる方がいいですね。
例えば、
・自分の名前(呼び名、○○先生の△△)
・自分の好きな言葉
・伝えたいこと(メッセージ)
・自分の性格
・自分の立場(パパ、ママ、○○主任等)
などの言葉を複数関連付けたブログタイトルも考えられます。
SEO対策を考えた場合は、「中学校」「小学校」「先生」「教育」「教科名」「校務分掌名」のような(あるいは類似した言葉)言葉を入れておく方がいいでしょう。
教育関係のブログだと分かるからです。
SEOは「検索エンジン最適化(Search Engine Optimization)」の頭文字です。
簡単に言うと、読者がgoogle等の検索エンジンで検索したときに、自分のWEBページが上位表示されるように、自分のWEBページを最適化することです(専門家の方に言わせたら、それは違うって言われるかもしれませんが・・・。)
さて私の場合、「応援の空」というブログタイトルを決めるまでに、非常に時間を費やしました。
最初のブログタイトルは、「中学校教師が6年目までに身につける仕事術」でした。
「ながっ」「くどっ」ですよね。
ブログタイトルが長すぎると、検索結果にも影響します。
その後、悩みに悩み、「応援の空」にしました。
誰かを「応援」したい気持ちが強かったからです。
「空」は、私が空を見ることが好きなので選びました。
しかし、これだと中学校教師が書いたブログだと分からないので、「サブタイトル」として「中学校教師の仕事術」をしばらく設定していました。
現在は、重きをおく部分が変わってきたので、サブタイトルを「職員室を誰もが安心して過ごせる場所にする」に変更しています。
このサブタイトルもしっくりきていないので、今後変更する予定です。
サブタイトルは変更してもいいのですが、ブログタイトルは、一度決めたらあまり変更しない方がよいでしょう。
さて、昨今の人気ブログのタイトルの文字数を考えると、10字程度までがいいように思います。
ちなみに、先生のブログではありませんが、「これはうまいな」と思ったブログタイトルがあります。
イケダハヤトさんの「まだ、東京で消耗してるの?」です。
一度聞いたら忘れられないネーミングだと思います。
また、メッセージ性も兼ね備えていると思います。
タイトルのつけ方については、「学級通信や学年便り、保護者に続きを読んでもらえる記事タイトルのつけ方」もご覧ください。

4.誰に向けて発信するかを考える

マーケティングの本にも書かれていることですが、ターゲット(読んでもらいたい対象)を考えることが大切です。
考えられるターゲットとして、
・後輩の先生
・先輩の先生
・年齢が近い先生
・同じ教科の先生
・同じ校種の先生
・同じ場所に住んでいる先生
・退職間近の先生
・教師を辞めようと思っている先生
・現場を変革したい先生
・初任者
・嘱託の先生
・時短勤務の先生
・介護中の先生
・パパ先生
・ママ先生
・講師の先生
・非常勤講師の先生
・休職中の先生
・事務職員の方
・スクールカウンセラー
・スクールソーシャルワーカー
・養護教諭
・○○主任の先生
・ミドルの先生
・女性(男性)の先生
・支援学級担当の先生
・職場の人間関係で悩んでいる先生
・とにかく早く帰りたい先生
・部活動について疑問を抱いている先生
・育児中の先生
・管理職を目指している先生
・働き方に関心のある先生
・授業の基本について知りたい先生
・生徒指導(教務・進路指導等の校務分掌)の基本について知りたい先生
・教員採用試験を受けるかどうか迷っている大学生
・中学生
・保護者
・教育関係者
・編集者
・管理職の先生
・塾の先生
・仕事術に関心のある先生
などです。
ターゲットを意識すれば、微妙な文章の言い回し、書き方などが明確になってきます。

5.文章の書き方と内容

文章の書き方と内容について、いくつかポイントがあります。

(1)伝わる文章の書き方を学ぶ

書店には文章の書き方の本が多くあるので、そちらを参考にする方がよいでしょう。
例えば、検索エンジンで「文章 書き方 本」と調べるのもいいでしょうし、書店で探すのもいいでしょう。
可能なら、第三者に見てもらうのもよいでしょう。

(2)自分中心の内容にするか、読者中心の内容にするか

自分が主張したいことを中心に書くのか、読者が求めることを中心に書くのか。
あるいはその中間にするのか。
白黒つける問題ではありませんが、意識するだけでも文章の質が変わってくると思います。
そのバランスを考えましょう。
「まずはアクセス数アップ」なら「読者が求めることを中心にした内容」ですし、「考えが同じ仲間とつながりたい」なら「自分が主張したいことを中心とした内容」にするのが基本でしょう。

(3)基本は自信のある領域で書く

ブログの内容は多岐にわたると思いますが、最初は「この内容なら自信がある」と思える部分を中心に記事を書けばいいでしょう。

(4)記事を書くペース

記事を必死に書くあまり、
「学級経営がおろそかになった」
「家庭で子どもと過ごす時間が少なくなった」
では、本末転倒です。
決まったペースはありませんが、「今こんな気持ちだ。これを発信したい」と思うときに書けるようにしたいものです。
無理のないペースで、誰もがハッピーになるように心がけていきましょう。

(5)面白い記事、役に立つ記事、愛される記事を書くためのアイデア

「自分が大事にしている信念」と「自分の強みを生かしたノウハウ(技術的なこと)」
を意識して融合させると、面白い記事、役に立つ記事、愛される記事が書けます。
例えば私の場合だと、
「自分が大事にしている信念」→「職員は支え合う」
「自分の強みをいかしたノウハウ(技術的なこと)」→「学年主任運営」
「職員は支え合うべきだ」×「学年主任運営」で完成したのが、「学年主任になったら考えること」です。
本ブログのPV数の多い記事の1つです。
「自分の強み」を知ることは、ブログに限らず大切なことです。
「自分の強み」は、「SWOT分析」のS=Strength(強み)の部分です。
日本ではあまりこのようなトレーニングをしませんが、自分の強みに焦点を当てる練習をするのもいいでしょう。

6.PV数をアップしたいときに考えること

まずは、アクセス数、PV数、UU数の違いを簡単に説明します。
(カウントの方法がブログサービスによっても異なる場合があるようですのでご注意ください)
・アクセス数=訪問者数
・UU数=UniqueUser=訪問者数
・PV数=PageView数=ページビュー数=記事を閲覧された回数=表示回数
となります。
アクセス数とUU数は厳密にいうと違いますがここでは省略します。
本記事では、PV数で考えます。
まずは、私のブログのPV数を公開します。

4427040

(Wordpressアプリのスクショです)

投稿数 452
表示回数4,427,040
訪問者 1,689,182
1日の最高閲覧数10,817

4年で400万アクセス以上はあるので、そこそこのアクセス数だと思います。
1年間で100万PVくらいを目指される先生には特に本記事は参考になると思います。

アクセス数アップの秘訣は、
・「需要のある記事」を書くこと
・自分の書いた記事に読者が辿り着いてもらえるような工夫(SEO対策:後述)をすること
・新たな価値のある記事の内容にすること
この3つが、アクセス数アップの秘訣です。
それぞれ説明します。

(1)需要があるかないか

アクセス数という視点で考えると、「需要があるかないか」が重要な問題です。
需要がない情報については、いくら素晴らしい記事を書いても、誰も読んでくれません。需要のある記事にするために、後述している「旬な記事」を意識しましょう。

(2)記事タイトルのつけ方

「記事タイトル」は、SEO的にとても重要です。
簡単に言うと、読者が検索したときに、どのようなキーワードがあればヒットする記事になっているかを整理し、そのキーワードを記事タイトルに含めていくことです。
例えば、実力テストの勉強法についての記事を書いたとき、
記事タイトルが、
「成績アップのコツ=1日1時間以上の勉強を1か月続けることが重要!」
では、検索結果上位にくることはありません(多分)。
SEO的に、検索エンジンが拾ってくれるキーワードは、「成績アップ」「コツ」「勉強」の3つくらいになると思います(多分の多分です)。
残念ながら3つのキーワードとも、「ビッグワード」です。
ビッグワードというのは、読者が調べる回数が多いキーワードのことです。
ですから、このキーワードを狙って、多くの業者(塾、家庭教師、ブロガー)が既に記事を書いています(いわゆるレッドオーシャン)。
したがって、上位表示はとても難しいものになります。
あと、もし検索結果に表示されても、読者が知りたいことやライターが主張したいことが記事タイトルにあれば、クリックされる可能性も低くなります。
ここでは、「1月の実力テスト」「勉強法」に特化した記事タイトルにする方が、検索上位に表示される可能性が高いでしょう。
例えば、
「高校受験に成功した中学生が1月の実力テスト対策でやっていた勉強法」
くらいでしょうか。
記事タイトルは32字くらいまでがよいとされていますが、これならちょうど32字でOKです。
また、この記事タイトルで検索エンジンが拾ってくれるキーワードは、
「1月」「実力テスト」「対策」「勉強法」
となると思います(多分です。多分。)
この4つのキーワードであれば、それほどのビッグワードでもなく、読者が検索エンジンで
「1月 実力テスト 対策 勉強法」と検索したときの結果に表示される可能性が先ほどのネーミングよりかは高くなると思います。

(3)記事の文字数はどれくらいがよいか。

文字数は、多い方がよいでしょう。少なくとも短すぎるものは避ける方がよいでしょう。
例えば、「通知表を効果的に渡す方法」という記事タイトルがあるとします。
クリックして記事を見たときに、4~5行で終わっていれば、二度とブログには訪れることはないでしょう。
せめて、原稿用紙3枚以上の量を書きたいところです。
内容も、最初は考えや感想のようなものではなく、ノウハウ的なものがいいでしょう。

(4)季節要因(旬な記事を考える)

季節要因(旬な記事を考えること)は大切な視点です。
「月刊○○」のような雑誌(教育に限らず)は、「ほぼ旬」内容ですよね。
教育の世界も同様です。
旬な内容の記事は、1年後にも「旬」になります。
ファッションのように時代遅れにはなりません。
例えば、本ブログの記事「卒業アルバムのメッセージ・寄せ書き・学級便りで使える言葉140選」は、4年前にポストして以降、毎年1月~3月はアクセスが集中します。
逆に旬を逃すとどうなるか。
例えば1月1日の記事に「クリスマスで生徒にやってあげて喜んだこと」は、旬ではなく読まれる可能性は低いと言えるでしょう。
学校行事と結びつけた記事を、3~4週間前にポストするのが王道です。
例えば、(年末~)1月に需要がありそう(多分)な記事タイトルは、
・1月の学級通信で発信すること
・冬休みの宿題のチェックの仕方
・冬休みの宿題をしていない生徒の効果的な指導法
・1月実力テストへ向けて、学習意欲を高める学年便りの作成法(ワードファイル添付)
・1月の始業式に休んだ生徒がいたときに考えること
・高校入試を控えて焦っている生徒に話すこと
・年度末総括の職員会議での資料のまとめ方
・校長先生に次年度の打診をされたら考えること
・新年の決意を生徒が書く時に伝えておくこと
・先生が新年の決意をするときに考えること
・1月に初めて先輩の先生にあったときに伝えること
・先生が冬休みにやっておくこと、考えておくこと
・始業式の日に、生徒に伝えておくこと
・百人一首大会(書初め大会)を盛り上げる方法(会議用提案ワード資料付き)
・百人一首大会必勝法
中学校中心に書いていますが、小学校、高等学校では他にもあるかと思います。
SEO的には、「1月の学級通信で発信すること」と記事タイトルをつけるよりも、「小学校 1月の学級通信で発信すること」の方がよいでしょう。
どなたか、記事にしてくれると助かります!
さて、ポストするのに最適な時期は、12月中旬~年末になります。
ブログデビューされる方はぜひお願いします。
そうすれば、徐々にアクセス数がアップしていきます。
そして、その記事の該当日には、アクセス数が最大になります。

(5)アクセス数が伸びない問題

多くの先生方が直面する問題です。
検索エンジンで表示されるための条件は、検索エンジンのデータにのっかる(データベースに登録される=インデックスされる)ことが必要です。
これを「クロールされる」と言います。
作成されたブログは、検索エンジンでクロールされて(*_*)、初めて「検索されたときに、結果に表示される可能性がある状態」になります。
検索結果で、左上に小さな字で「約○,○○○,○○○件 0.32秒」等と表示されますよね。
そのうちの「1件」に入ることを意味します。
さて、検索エンジンがクロールするまでには時間がかかります。
以前調べましたが、3、4日の話ではなく最初はもっと時間がかかるようです(現在どうなっているかは分かりませんので、気になる先生は調べてください)。
早ければ、1週間程度で結果表示されることもあるようです。
クロールされるまで、数週間記事を書き続ける方が、検索結果上位に表示される可能性も高くなります。
自分のブログが、クロールされたかどうかを確かめる方法は、検索エンジンで、自分のブログタイトル(記事タイトルではない)を入れて検索すればよいでしょう。
クロールされていれば、検索結果に表示されます(自分のブログ名で検索すれば、検索結果上位に表示されるはず・・・)。

(6)SNS流入について

SNS流入という言葉があります。
例えば、自分のツイッターなどに貼りつけているブログのリンクをクリックして、ブログに到達する場合もあります。
これをSNS流入といいます。
フェイスブックやLINEも、これに該当します。
例えば、ツイッターでフォロワーが数千人いる先生であれば、検索結果に頼ることなく、読者がブログに容易に辿りつけます。
その後、その先生の記事がよく読まれているようであれば(滞在時間、リピート回数等々でブラウザが判断します)、検索エンジンでの検索結果が上位になってきます。
最近、SNS流入の割合が検索結果に影響しているかな、と個人的に思っています。
何も証拠がありませんので、あくまで個人の感覚です。

(7)質か量か

これは、「質か量か」の話になります。
これも感覚では言えませんが、最初は量が必要かなと思っています。
知っていること、思っていること、考えたこと、調べたことを書きます。
記事数を増やします。
目標は、50記事ぐらいでしょうか。
本ブログのアクセス数が飛躍的に伸び始めたときの記事数になります。
そのうちに書くことがなくなってきます。
そこからが勝負です。
考えに考えて、新たなアイデアが出た時が、量が質に転化した瞬間なのだと思います。

(8)ターゲットを組み合わせること

さらにターゲットとなる先生を複数組み合わせれば、内容の特化した記事になります。
例えば、「働き方改革に関心がある女性で、管理職を目指している先生に向けた記事」は、検索してもインデックスされている記事自体が少ない(いわゆるブルーオーシャン)ので、記事を書きポストすれば、検索上位にくる可能性が高くなります。
ビジネスでいうところの「競合他社が少ない」状態です。
このように、記事が少ない場所で上位の検索結果を獲得できれば、より多い記事の中での上位の検索結果の可能性も出てきます。
また、一度上位表示されて、読者があなたのブログに訪れ、「素晴らしい内容だ」と思ってくれれば、再びあなたのブログに訪れてくれるのです。

(9)1年間で一番アクセス数が多くなる日

4月1日に一番近い土日です。これは4年間、変わらないデータです。指数関数的にアクセス数が伸びていきます。本ブログの場合、1年間の1日平均アクセス数の3倍から4倍になります。2019年の場合は、2019/3/30の土曜日と2019/3/31の日曜日になります。この日に焦点を当てて、記事を書かれる先生も多いと思います。

7.その他、教員ブログで考えること

(1)「自分が書きたいこと」と「読者が知りたいこと」にはズレがある

最初は読者を意識した視点、ある程度アクセス数が増えてくれば自分の書きたいことにシフトすればよいでしょう。

(2)著作権は守る。

以前、ブログや本の著作物の内容をほぼそのまま自分のブログに掲載されている先生がいました。引用していただくのはとても嬉しいことですし、光栄なのですが、「原文をほぼそのまま」「切り口がほぼコピー」はNGだと思います。
新たな視点を付け加え、自分の言葉にして文章を書いていきましょう。

(3)費用対効果を考える

書くのにどれだけの時間を費やしたのか、計算しておきましょう。費用対効果を考えることは大切です。

(4)過去の記事も更新(=リライト)する

新しい情報を仕入れた時や考えが変わった場合、過去の記事の内容を変更したくなる場合があります。
そんな時は、躊躇せず、記事を部分的に更新すればいいと思います。

(5)名前を公開するか、しないか。

賛否両論あるところでしょう。ブログやツイッターをしている多くの先生方は、名前を公開していません。
また、特定されないように工夫もされています。
私も非公開です。
主な理由は、「所属している中学校」と「家族」の安全を守るためです。
記事は、不特定多数の人々が閲覧する可能性があります。
どのような人が閲覧するかも全く分かりません。
記事の内容については、細心の注意を払っているつもりですが、「閲覧者が反対意見で、学校に乗り込む(あるいは電話する)」ことも考えられます。
かといって、名前を公開している先生に反対しているわけではありません。
名前を出されている先生は、尊敬できる先生ばかりです。
逆に、それくらい周囲にも信頼されている先生だと思うと頭が下がります。
名前を出すことのメリットも多くありますからね。
これについては、現在も考えることが多いので、今後考えが変わるかもしれません。

8.ブログ以外の発信方法

(1)フォレスタネットに投稿する

「フォレスタネット」を利用して記事を書きましょう。
記事を簡単に書け、効果的な個人の実践や埋もれていたネットの有益な情報を見ることができます。
若い先生の投稿も多く、見ていてワクワクします。
5年後、10年後、学校教育の中心にいらっしゃるのは、このような方々だと思います。
まずは、フォレスタネットに投稿して、閲覧数50程度の記事を目指すのはどうでしょうか。
そういう記事なら、ブログで公開しても、アクセス数が増える可能性があります。
「フォレスタネット」については、過去に記事にしていますので、ぜひトライしてください。
「フォレスタネット」
自分の実践を効果的なサイトで早く正確に学校の先生に広める方法

(2)ツイッターからスタートする

これはもう既にされている方も多いと思います。
ツイッターを利用する方法です。
ブロガーの友人と話していたら、「ブログの前はツイッターで発信していたが、言いたい事、叫びたい事、発信したいことが増えて、ブログへたどり着いた」と言っていました。私が経験したことではありませんが、有効な方法だと思います。

9.原稿執筆を依頼されたら

ブログを始めると、ある日メールが届きます。
次のような内容です。
<件名>
「原稿ご執筆のご依頼」
<内容>
「私は○○出版社の△△です。貴ブログを拝見しました。(中略)つきましては、当方が出版している教育雑誌「□□」に貴ブログの「××」をもとに、記事を書いていただけないでしょうか。突然のお願いで・・・(後略)」
私の場合だと、ブログを始めて5か月でメールが来ました。
その後、数十本の教育雑誌等の記事を書きました。
この2年は断っていましたが、思うことあり、教育関連雑誌であれば快諾しています。
ツイッター→ブログ→教育雑誌→本
少なくない人数の先生が、これからもこのような形で本を出版されていくと思います。
これも、ブログの醍醐味と言えるでしょう。

10.私が教員ブログを書く本当の意味

(1)ブログを通して、新たな価値を生み出すこと

単に他人のブログをまねた記事や、記事を書くために本を購入し、ある部分をそのまま切り取っただけの記事は、読者は離れます。
経験に裏打ちされていないこと、心から本当にそう思っていないこと、口先だけのことは、読者にバレます。
結局はブログを通して新たな「価値」を生み出せているか。
長く読まれ続けるブログは、これに尽きると思います。
「価値」を生み出せていなければ、一時的にアクセス数はアップすることはあっても、長続きしないのです。

(2)全国の先生とつながること

ブログでアップする先生が増え、記事数が増えれば、読者の方が「求めている記事」に到達できる可能性が高くなります。
今回、そういう意味も含めて、SEO対策の部分に力を入れて書きました。
検索エンジンで情報を求めている先生が、求めているブログサイトに辿りついてほしい、そんな思いからです。
以前、調べたいことがあり、ネットで検索調べましたが、求めている情報に辿りつけませんでした。
3か月後、何気なく、中学校の先生が書かれているブログを見ていたとき、求めていた記事があったのです。
「あー、3か月前にこの情報がほしかった・・・」
あとのお祭りです。
そういう意味でも、SEO対策は大事にしてほしいのです。
求めている記事に到達できる先生が多くなるとどうなるか。
教師全体の力が向上し、校務の効率化、業務改善にもつながります。
先生方がより早く帰られるようにもなるはずです。
そんな教師の世界になってほしいものです。
まだまだ眠っている実践が数多くあると思います。
ぜひ、公開を!

さて、この記事を書くのに4時間30分ほど費やしました。
長いのか。短いのか。
今回の記事についていえば、費用対効果はとても高いものだと思っています。
理由は、
本記事を見た先生がブログを始め(再開し)、記事を書く

記事を参考にした先生が業務改善する

全国で早く帰ることのできる先生がどんどん増えていく

余裕ができるから、よりダイナミックな記事を書く

職場でシェアする

記事を書く先生が多くなる

さらに業務改善が進む

プライベートも充実し、人間的魅力も増し、教員が憧れの職業になる

2020年の東京オリンピック、2021年の次期学習指導要領完全実施(中学校)を境に、教員を取り巻く環境も大きく変わるでしょう。
そこを焦点にいろいろと仕掛けていくのは、とてもやりがいがあります。
楽しみです。
長い記事でしたが、最後まで読んでくださり、感謝です。

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