1.保護者へ「連携電話」する
「こんにちは。4月より○○さんの担任になりました△△と申します。どうぞよろしくお願いします。今よろしいでしょうか?(中略)新学期が始まって1週間が経ちましたので、もし何か家でお困りのことやご質問があればと思いまして電話させていただきました。お忙しい中、恐れ入ります。」
このような電話を「連携電話」と言うことがあります。
「連携電話」とは、保護者や生徒に困っていることなどがあるかどうかを確認するために家庭へ電話することです。
保護者は担任の先生がどんなかを知りたいものです。
何かきっかけがないと話すこともできません。
できるだけ早い時期に保護者と話をしておくべきです。
何か問題があった時に初めて連絡するようではいけません。
時間的にかなり難しいかもしれませんが、気になる生徒だけではなく、全員がよいでしょう。
褒めることも準備しておきましょう。
この時に、「今度の担任の先生はよく見てくれている」と思ってもらえれば、何か協力をしてほしい時も、力になってくれるはずです。
2.話をしていない生徒と話をする
「担任の先生と何か話をした?」
これは、4月当初保護者が子どもによくする質問です。
その時に、
「今日、先生に褒められた」
「○○の話で盛り上がった」
と答えるのと、
「いや、まだ一言も話をしていない」
「担任の先生は忙しそう」
と答えるのでは、雲泥の差です。
学級の名簿をしっかり確認して、一人残らず生徒と話をしましょう。
3.学級通信で焦点が当たっていない生徒を学級通信に掲載する
最初は特に保護者も学級通信を読んでくれます。
その時に、「子どものことが一回も書かれていない」学級通信が続くと、読もうとしてくれなく可能性があります。
新学期当初であれば、3週間以内ですべての生徒の話題を書くほうがよいでしょう。
4.生活アンケートを実施する
アンケートの内容は、
※1 何か困っていることはありますか。
※2 今日の昼休みは誰と一緒にいましたか。
※3 誰と一緒に帰りましたか。
直接先生には言えないけど、書くことはできる生徒もいます。
※2の質問項目で、1週間以上経っても1人でいることが多い生徒には、何らかの手立てが必要です。
例えば、学級レクリエーションも手立ての1つの方法です。
中学生でもできる学級レクリエーション、ゲーム、遊びin教室
5.担任や学年が決めたルールについて正確に対応できたかチェックする
ルールが破られた時の最初の対応でほぼすべてが決まります。
あやふやな対応では、生徒は納得できません。
もし、そういう対応をしたのであれば、学級通信等で再度ルールを確認すべきです。
個別に指示や指導したことがあれば、全体へ知らせなければなりません。
6.希望の係、委員になれなかった生徒にフォローする
「○○委員になれなかったけど、大丈夫か?」
変によしよしし過ぎるのもどうかと思いますが、声掛けくらいはしてもいいのではないでしょうか。
声をかけるだけで、生徒の気持ちは和らぐ場合もあります。
7.提出物が滞っている生徒を学年会議で情報共有する
「提出物が滞る」理由を探らなければなりません。
共有すべきことなので、学年会議の案件に出します。
特別支援が必要な生徒については、養護教諭なども会議に入ってもらいましょう。