
1.三者面談で過去に聞いた保護者からの訴え
「夏休みの練習予定表と実際の練習時間が違った」
 「子どもが部活動から帰ってこないときがあった」
 「急に部活動の練習が明日入った。予定していたことがあったのに」
 「定期テスト1週間前、公式戦がないのに練習している。学校の説明と違う」
 このように思っている保護者はいないでしょうか。
 今まで積み重ねてきた部活動における信頼関係を壊さないようにしなければなりません。
2.指導者が必要最小限守ること
 部活動では、「夏休み部活動の練習予定表」を配布します。
 その予定表をもとに、保護者や生徒は「夏休みの計画」を立てます。
 例えば、
 ・家族旅行
 ・習い事
 などの予定です。
 部活動の練習に支障をきたさないように、保護者の方や生徒は、計画を入れるのです。
 しかし突然、
 ・14時までの練習時間なのに、当日の判断で17時まで延長した
 ・明日は練習がない日なのに、「明日は〇〇中学校との練習試合が入った」と予定を変更した場合、予め家族で計画していた予定を変更しなければならない時が出てきます。
 「好きな部活動」のために犠牲にすることが増えるのです。
 指導者が少し配慮すれば、このようなことにはならないのです。
 「急な練習日程変更があったら、部活動を途中で抜けていい(休んでいい)ように伝えている」
 という指導者もいます。
 本当にそうなのでしょうか。
 「途中で部活動を抜ける」なんて、できない生徒もいます。
 「途中で抜ける」ことを言い出せない生徒が悪いのではありません。
 突然予定変更する指導者が悪いのです。
 練習が伸びたり入ったりする可能性があるなら、保護者もその日に予定を入れないのです。
 万一止むを得ない理由で急な練習変更があるのなら、保護者に丁寧すぎるくらいに説明しなければなりません。
 部活動も教育活動の一環です。
 保護者の協力があってこそ、やっていけるものなのです。
 「予定を急に変更する」
 これは、保護者の方や生徒に対して極めて失礼なことなのです。
 保護者は「先生は熱心に部活動をやってくれているから・・・」と寛大な心で許してくださっている場合が多いのです。
 その気持ちを踏みにじるような無神経な練習計画はいけないのです。


