退職される先生方への敬意を絶対に忘れない

Reading Time: 1 minute

1.退職される先生への敬意の気持ち

今年度末、退職される先生が近くにいらっしゃいませんか。
三十数年以上、日本の教育を支えてこられた先生方です。
この数十年、激動の時代だったことでしょう。
本当に頭が下がります。
そのような先生方の技術や考え方を、学ばなければいけません。

2.優しいA先生

私がすごいと思った先生は、「どこまでも優しい」先生(A先生とします)です。
教師1年目に出会いました。
身長は低く、おじいちゃんみたいな先生でした。
いつも笑顔でした。
その先生は、とても人気はありました。
新学年のクラス発表の時、A先生が担任だと分かった生徒は飛び上がるように喜ぶのです。
その先生のもつクラスは、やや自由すぎる雰囲気になるのですが、いつも笑顔があふれています。
楽しそうなのです。
当時私は、「生徒に甘いから人気がある。自由にできるから人気がある。頼りない。」と思っていました。
あまりA先生のことをよく思っていなかったのです。
しかし、それが全くの間違いであることが分かったのは、A先生に出会ってから1年後のことです。
ある日、ヤンチャさんに何気なく聞きました。
私:「よかったね。A先生が担任になって」
生徒:「うん。Aは話聞いてくれるし。落ちつくねん。だから言うことを聞く気になるねん。」
私に対する「あてつけ」のようにも聞こえました。
当時の私は、生徒の声を聞けていなかったのです。
A先生のクラスの生徒は、一線を越えることはありませんでした。
私のクラスはと言うと・・・、はずかしい状態でした。
卒業式の時の各クラスの代表の生徒の一言も忘れられません。
「A先生、いつも私たちを見守ってくれてありがとうございました。(中略)先生が1年間で1度だけ叱ってくれた時がありましたね。あの一言は一生忘れません。(中略)、人として大事なことを教えてくださいました。本当にありがとうございました。」
具体的なシーンをたくさんたくさん、涙ながらに言うのです。
保護者からの信頼も抜群でした。
なりたい先生像は、100%A先生なわけではありませんが、今でも大きなウェイトを占めています。
「A先生は、なぜ、そんなに生徒に優しくできるのですか」と質問しました。
A先生は次のように答えました。
「(笑顔で)優しくしているつもりは、ないけどなぁ。はっはっはっ。ただ、どんな生徒も、優しくしてほしい、話しを聞いてほしい、認めてほしいやろうからなぁ」
荒れている中学校の荒れている時代を経験したことのあるA先生の言葉には、底知れぬ説得力がありました。
退職される先生方の言われたことをすべて受け入れる必要はありません。
しかし、数十年以上経験されてきた重みがあります。
得られることがたくさんあります。
ぜひ、聞いてください。

春野伸一のメルマガ
ブログには書けない尊敬している先生、参考にしている本、思ったこと、考えたことを好き勝手に書いているメルマガです。どうでもいいことをメールされても大丈夫な先生はどうぞ!平日配信です。

スポンサーリンク





スポンサーリンク