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自分しかできない仕事をもっているようではいけません。
自分しかできない仕事や特定の人しかできない仕事を、誰もができるようにする工夫をしていくことも、先生の大事な仕事です。
よくあるのが、「教務」「進路指導」。
この2つを初めて担当する先生が、すぐにその仕事をできる状態になっているでしょうか。
「できる状態」というのは、資料の所在を含め、読めば分かるようなマニュアルが作成されている状態です。
それを見れば、1年間の流れが分かるものです。
このようなものがあれば、組織は停滞することなく前進するのです。
2.自分が休んでも大丈夫な状態に
しかし、「前年度の担当の資料を見ても、何が何だかよく分からない」、これは中学校でよくあることではないでしょうか。
その先生が他校へ移動になっている場合は最悪です。
年度初め、その先生に電話をかけて確認することになります。
仕事が増えます。
電話料金もかかります。
しかし、マニュアルを残さなかった先生は「俺がいなくなったら、大変なことになる」このように思います。
とても残念な考えです。
次の担当者が万全の体制で仕事を始められるようにしておかなければならないのです。
もう1つ視点があります。
どのような校務分掌であれ、急に担当者が休む場合だってあるのです。
家族や自分自身の病気、このような問題を切り離すことはできません。
そんな時に、自分がいなくても組織が滞りなく回る状態にしておくのです。