三者面談が成功するかどうかは、準備で9割決まります。
周到な準備をすれば、たとえ話し方が上手くはなくても、思いを伝えられるものです。
「傾聴の姿勢で来られた保護者の意見を聞こう」、「保護者 も一息したいだろうから楽しく話をしよう」という心構えだけでは、保護者の満足感を得ることはできません。
ここでは、1学期末にある1年生、2年生の三者面談( 懇談)や家庭訪問を想定しています。
1.準備物
・成績カード(素点通知票)
・通知票(複数人による複数回のチェックがされたもの)
・夏休みの課題
・勉強方法のプリント
・教科や学級でのようすがまとめられたもの
・生活アンケート、手紙など、生徒が作成したもの
・その他、学年や学校で決められているもの
2.面談(懇談)内容
・学年や学校で決められたこと
・個別に話さなければならないこと(生徒指導的な内容等)
・各教科担当からの特記事項(授業態度、忘れ物、提出物)
・部活動のようす
・学級のようす(友人関係、委員会、係、掃除、HR、総 合、道徳等)
・準備した成績カード(素点通知票)を用いた勉強面で気づいたこと
・家庭学習のようす
・通知票(複数人による複数回のチェックがされたもの)を 用いた遅刻、欠席面で気づいたこと
・生活習慣(起床睡眠時刻)
3.その他留意点
・時間通りに進める(保護者はお忙しい中、中学校に足を運 んでくださっているという思い。待たせない。)
・長くなることが想定される家庭については、以降に空きを入れるなど最大限配慮する。
・必ず「懇談のために特別準備した資料」を用意する。
・資料が少なくなる場合は、予め生活アンケート等をして、 資料を収集する。
・抽象的な話をしない。担任の先生とのエピソードを話す 。
(○○の時に△△してくれた。担任としてとても助かった 等)
・生徒本人ができていないこと(課題)を話す場合は、解決策もセットで話す。
・1学期に成長したことを具体的に話す。
・夏休みや2学期の目標を話す。
・分からないことについては、「○○と思います」とあやふやに答えない。「後ほど調べて連絡します」が基本。
・生徒本人が無口にならないようにする。
・知りえた個人情報について、中学校のどの先生まで知らせてよいのか確認する。
・保護者の思いを知る貴重な機会であることを意識する。
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よろしければ、参考になさってください。