教師になってからも、学ぶことは続きます。
授業。
生徒指導。
学級経営。
教育相談。
特別支援教育。
ICT。
生成AI。
学習評価。
保護者対応。
学校組織。
経験を積めば、分からないことがなくなるわけではありません。
むしろ、経験を重ねるほど、
「これは本当にこの方法でよいのだろうか」
「別の考え方もあるのではないか」
「この生徒には、違う支援が必要なのではないか」
という新しい問いが生まれます。
現在、教職員支援機構(NITS)も、教職員自身が学び手となり、問いを持ち、他者との対話と内省を通して教育実践や教育観を捉え直す「探究型研修」を進めています。
これから教師に必要になるのは、知識をたくさん持っていることだけではありません。
必要なときに、信頼できる情報へたどり着き、それを自分の実践と結び付け、試し、振り返り、また学び直せること。
教師にとっての「学び方」を考えます。
- 1.「何を勉強しよう」より「何に困っているか」から始める
- 2.最初に一次情報へ行く
- 3.「事実」「解釈」「実践例」を分けて読む
- 4.研究論文を「難しいから読まない」にしない
- 5.教育書は「答えをもらう本」ではなく「考える材料」にする
- 6.一人の「すごい先生」だけから学ばない
- 7.他の教師の授業は「評価」ではなく「問い」を持って見る
- 8.子どもから学ぶ
- 9.学んだら、小さく試す
- 10.うまくいかなかった方法も学びになる
- 11.振り返りは長文を書かなくてもよい
- 12.職員室を「学びのネットワーク」にする
- 13.学校の外にも学びを広げる
- 14.生成AIを「答えをもらう場所」にしない
- 15.新しい教育用語を追い続けることを「学び」と思わない
- 16.すべてを学ぼうとしない
- 17.「学び方を学ぶ」という視点を持つ
- 18.最終的には「自分で学べる教師」を目指す
- 教師の「学び方」チェックリスト
- 参考資料
1.「何を勉強しよう」より「何に困っているか」から始める
学び続けようと思うと、
「教育書を読もう」
「研修に参加しよう」
と考えます。
もちろん、それも大切です。
しかし、先に考えたいのは、
「今、自分は何について知りたいのか」
です。
授業で一部の生徒しか発言しない。
提出物を管理することが難しい生徒がいる。
学級会が教師主導になっている。
不登校の生徒への関わり方に迷っている。
生成AIを授業でどう扱えばよいか分からない。
具体的な問いがあれば、読む資料も参加する研修も変わります。
NITSの探究型研修でも、教職員自身が問いに向き合い、対話と実践を通して学ぶことが重視されています。
学びは、「何か勉強しなければ」ではなく、目の前の問いから始まります。
2.最初に一次情報へ行く
教育について調べると、インターネットには大量の情報が出てきます。
ブログ。
SNS。
動画。
ニュース。
解説記事。
生成AI。
どれも入口としては便利です。
しかし、重要な内容については一次情報まで戻ります。
例えば、
学習指導要領について知りたいなら文部科学省。
生徒指導なら『生徒指導提要』。
制度改正なら法令や通知。
自治体独自の制度なら教育委員会。
研究について知りたいなら原著論文。
というようにします。
二次情報には、難しい一次情報を理解しやすくする価値があります。
このブログも二次情報です。
だからこそ、
二次情報だけで理解を完成させない
ことが大切です。
特に、自分の実践を変えるときや、他の先生へ伝えるときには、できる限り元の資料を確認します。
3.「事実」「解釈」「実践例」を分けて読む
教育情報を読むときには、少なくとも三つに分けます。
事実
制度、調査結果、研究結果など、資料から確認できること。
解釈
その事実を著者や発信者がどう意味付けしているか。
実践例
ある学校、教師、学級で行われた方法。
例えば、
「ある授業方法を実施したところ、生徒の発言が増えた」
という実践例があったとします。
そこから、
「この方法を使えば、どの学校でも生徒の発言が増える」
とは言えません。
学校も違います。
生徒も違います。
教科も違います。
教師も違います。
実践例は答えではなく、自分の実践を考える材料として読む。
この習慣を持ちたいものです。
4.研究論文を「難しいから読まない」にしない
教師全員が研究者になる必要はありません。
しかし、関心のあるテーマについて、ときどき研究論文までたどってみることには価値があります。
研究論文には、
誰を対象にしたのか。
どのような方法で調べたのか。
どのような結果だったのか。
何までは言えるのか。
何はまだ分からないのか。
が書かれています。
タイトルと結論だけでなく、対象や方法、研究上の限界にも目を向けます。
教師の学びに関する研究でも、他者との協同的な省察によって、自分では当然だと思っていた見方を問い直し、新しい実践理解が生まれる過程が報告されています。
研究結果をそのまま教室へ持ち込むのではなく、
「この研究は、自分の実践について何を考えさせてくれるのか」
と読みます。
5.教育書は「答えをもらう本」ではなく「考える材料」にする
教育書から学べることはたくさんあります。
優れた教師の実践。
授業理論。
生徒理解。
学校組織。
心理学。
教育哲学。
一冊の本を読むことで、自分だけでは思いつかなかった考え方に出会えます。
しかし、
「有名な先生が書いているから正しい」
「本に書いてあるから、この方法を実践する」
とは考えません。
誰が書いているのか。
何を根拠にしているのか。
いつ書かれたものか。
どのような学校や子どもを想定しているのか。
他の考え方はないのか。
も確認します。
著者を正解として読むのではなく、自分の実践を考える相手として読む。
そのくらいの距離感が大切だと思います。
6.一人の「すごい先生」だけから学ばない
尊敬できる教師との出会いは、大きな財産です。
授業を見る。
話を聞く。
資料を見せてもらう。
一緒に仕事をする。
そこから非常に多くのことを学べます。
しかし、一人の教師を唯一の基準にしないことも大切です。
授業に強い人。
教育相談に詳しい人。
特別支援教育に詳しい人。
ICTに詳しい人。
組織づくりに強い人。
それぞれ違います。
一人の優れた教師と同じ教師になる必要はありません。
複数の人から学び、自分の経験と照らし合わせ、最後は自分で考える。
その積み重ねが、自分なりの専門性につながります。
7.他の教師の授業は「評価」ではなく「問い」を持って見る
他の教師の授業を見る機会があります。
そのとき、
「上手だった」
「自分なら違う」
だけで終わらせません。
例えば、
なぜこのタイミングで発問したのか。
なぜここでは説明しなかったのか。
どの生徒の姿を見て授業を変えたのか。
どの教材が生徒の思考を支えていたのか。
どの生徒が参加しにくかったのか。
という問いを持ちます。
そして可能なら、
「なぜ、あの場面でこの方法を選んだのですか」
と授業者に尋ねます。
協同的な省察についての研究でも、見えている「授業」「子どもの姿」「教師の行為」から、その背景にある教師の意図や願いへ問いを重ねることによって、新しい理解が生まれることが示されています。
方法を真似するだけでなく、その方法を選んだ考え方まで学ぶ。
ここが重要です。
8.子どもから学ぶ
教師の学びの材料は、本や研修だけではありません。
最も身近にいるのは、毎日接している子どもたちです。
この説明で理解できたのか。
この課題は難しすぎなかったか。
どの活動では参加できていたか。
どこで手が止まったか。
何を面白いと感じていたか。
生徒の姿を見ます。
必要に応じて、
「今日の授業で分かりやすかったところは何ですか」
「まだ分かりにくいところはありますか」
と聞くこともできます。
教師がどれだけ教えたかではなく、
その結果、子どもに何が起きたのかを見る。
子どもの姿は、教師にとって重要な学びの材料です。
9.学んだら、小さく試す
本を10冊読んでも、研修を20回受けても、実践が何も変わらないことがあります。
学んだことを全部試す必要はありません。
一つ選びます。
発問後の待つ時間を長くする。
授業の見通しを最初に示す。
振り返りの方法を変える。
会議の最初に目的を確認する。
若手に答えを教える前に、一度話を聴く。
小さく試します。
そして、
「実際にどうだったか」
を見ます。
NITSが進める探究型研修でも、教職員自身が実践を語り、他者と対話しながら教育実践やマネジメントを振り返る過程が重視されています。
知る→試す→確かめる。
ここまで進めて、学びが実践につながります。
10.うまくいかなかった方法も学びになる
新しく学んだ方法を試しても、思ったようにいかないことがあります。
そこで、
「この方法は使えない」
とすぐに結論を出しません。
説明が不十分だったのか。
対象となる生徒に合わなかったのか。
時期が適切ではなかったのか。
実施方法に課題があったのか。
方法そのものに限界があったのか。
条件を考えます。
反対に、一度うまくいったからといって、
「この方法が正解だ」
とも決めません。
成功も失敗も、次の問いをつくる材料
として扱います。
11.振り返りは長文を書かなくてもよい
学んだことを実践したら、少し振り返ります。
何を試したか。
何が起きたか。
想定と違ったことは何か。
次は何を変えるか。
数行でも構いません。
教師の学びについては、自分一人で考えるだけでなく、他者との対話の中で自分の実践を捉え直すことにも意味があります。協同的な省察に関する研究でも、そのような学びの過程が報告されています。
記録する量ではなく、次の行動につながるか
を大切にします。
振り返りそのものについては、「教師が成長するための振り返り」で詳しく扱います。
12.職員室を「学びのネットワーク」にする
分からないことがあったとき、すべて自分一人で調べる必要はありません。
職員室には様々な専門性があります。
教科。
生徒指導。
特別支援教育。
養護。
ICT。
進路。
学校事務。
教育相談。
一人では持てない知識があります。
「このことに詳しい先生は誰だろう」
と考えます。
そして、
「どうすればいいですか」
だけでなく、
「なぜ、その方法がよいと考えるのですか」
「参考になる資料はありますか」
まで尋ねてみます。
すると、一回の問題解決だけで終わらず、次から自分でも考えられるようになります。
答えだけでなく、答えにたどり着く過程を学ぶ。
ここに若手育成でも重要な視点があります。
13.学校の外にも学びを広げる
同じ学校だけで学んでいると、その学校の方法が唯一の方法に見えることがあります。
他校。
教育センター。
大学。
学会。
研究会。
専門職。
地域。
異業種。
学校外にも学べる場所があります。
外へ出ると、
「こんな方法もあるのか」
と気付けます。
一方で、
「外で行われている先進的な実践だから、自校でも正しい」
とは限りません。
外で得た知識を、
自校の子ども。
学校文化。
人員。
時間。
施設。
地域性。
と照らして考えます。
外から新しい視点を得て、学校の中で検討する。
この往復を大切にします。
14.生成AIを「答えをもらう場所」にしない
現在は生成AIを使えば、短時間で多くの情報やアイデアを得ることができます。
構成を整理する。
別の視点を出してもらう。
検索語を考える。
自分の主張への反論を出してもらう。
理解しにくい文章を平易に説明してもらう。
こうした使い方は、教師の学びを補助する可能性があります。
一方、生成AIの回答には誤りが含まれることがあります。文部科学省も初等中等教育段階における生成AIの利活用についてガイドラインVer.2.0を公表し、学校現場で判断する際の考え方や留意事項を示しています。
だから、
生成AIに聞く→原典を確認する→自分で判断する
という流れを持ちます。
また、児童生徒の個人情報や相談内容などについては、学校・設置者の利用ルールや情報管理上の取扱いを必ず確認します。
生成AIがあるから教師が考えなくてよくなるのではありません。
生成AIがある時代だからこそ、情報を確かめ、自分で判断する力が重要になります。
15.新しい教育用語を追い続けることを「学び」と思わない
教育の世界には、新しい言葉が次々に出てきます。
個別最適な学び。
協働的な学び。
探究。
ウェルビーイング。
教育DX。
生成AI。
新しい考え方を知ることは必要です。
しかし、言葉だけを知っても実践は変わりません。
その言葉は何を意味しているのか。
なぜ今それが必要とされているのか。
一次資料ではどのように説明されているのか。
自分の授業や学校と何が関係するのか。
既に行っている実践と何が同じで、何が違うのか。
そこまで考えます。
新しい言葉をたくさん知っている教師ではなく、その意味を自分の実践に引き付けて考えられる教師
でありたいものです。
16.すべてを学ぼうとしない
教師が学べることは無数にあります。
だからこそ、全部を同時に学ぼうとすると続きません。
今年は授業。
今年は教育相談。
今年は学校組織。
というように、一つ重点を決めても構いません。
経験年数によっても違います。
若手なら、授業、生徒理解、報告・連絡・相談など、日々の仕事の基盤。
中堅なら、自分の専門性に加えて後輩育成や学校組織。
管理職なら、人材育成、組織マネジメント、制度、学校経営。
もちろん、これも一つの例にすぎません。
今の自分に必要な問いを一つ選び、少し深く学ぶ。
その積み重ねで十分です。
17.「学び方を学ぶ」という視点を持つ
ここで、一つの中国の格言を紹介します。
「授人以魚 不如授人以漁」
一般には、
「魚を与えるだけでなく、魚の捕り方を教える方が、その人の力になる」
という趣旨で知られています。
なお、老子の言葉として紹介されることもありますが、明確な原典は確認されていないため、ここでは中国の格言として扱います。国立国会図書館のレファレンス事例でも、同趣旨の言葉について確定的な出典は示されていません。
この言葉を、教師の学び、とりわけ若手教師への支援に重ねて考えてみます。
若手教師が、
「明日の授業をどうすればよいですか」
と相談してきたとします。
先輩教師が、
「この発問をして、このプリントを使えばいいですよ」
と教えれば、明日の授業は進められるかもしれません。
これは必要な支援です。
特に経験の少ない時期には、具体的な方法を示すことが助けになる場面があります。
しかし、それだけでは、次に違う問題が起きたとき、再び誰かに答えを求めなければならないかもしれません。
そこで、もう一段深く支援します。
「この授業では何を身に付けさせたいですか」
「学習指導要領では、ここをどう位置付けていますか」
「この教材を選んだ理由は何ですか」
「授業後、どんな生徒の姿を見れば、ねらいに近づいたと判断できますか」
と一緒に考えます。
さらに、
「学習指導要領はここから確認できます」
「このテーマなら、この研究データベースで探せます」
「この先生の資料だけでなく、こちらの一次資料も読んでみるとよいです」
と、情報へのたどり着き方そのものを伝えます。
この格言を教師の学びに置き換えるなら、
魚を渡すこと=目の前の課題に対する答えを教えること
釣り方を伝えること=課題を解決するための考え方や方法を伝えること
釣り道具を自分で用意できるようになること=必要な情報を自ら探し、吟味し、学び続けられるようになること
と考えることができます。
ここで重要なのは、「答えを教えてはいけない」ということではありません。
経験の少ない教師が困っているときには、まず具体的な答えが必要なこともあります。
授業が明日に迫っている。
保護者対応を今から行わなければならない。
生徒指導上、すぐに判断が必要である。
そのような場面で、
「自分で調べてください」
だけでは支援になりません。
最初は答えを渡す。次に考え方を一緒にたどる。そして少しずつ、自分で調べ、自分で考えられるようにする。
この順序が大切です。
若手育成の最終的な目的は、
「何でも先輩に聞ける教師」
を育てることだけではありません。
困ったことに出会ったとき、
どこを調べればよいか分かる。
誰に聞けばよいか分かる。
複数の情報を比べられる。
一次資料まで戻れる。
実践して確かめられる。
分からなければ再び相談できる。
そのような教師へ成長していくことです。
そしてこれは、若手教師だけの話ではありません。
教育は変わります。
制度も変わります。
社会も変わります。
技術も変わります。
生成AIのように、数年前には学校でほとんど考える必要がなかった課題が、一気に身近になることもあります。文部科学省も現在、学校現場での生成AI活用について継続的に情報を更新しています。
だから教師には、
「今知っていること」以上に、「分からないことが現れたときに、自分で学び始められること」
が必要になります。
NITSが教職員自身の問い、対話、内省を重視する探究型研修を進めていることも、この方向と重なります。
学ぶ内容だけでなく、学び方そのものを学ぶ。
私は、教師の成長を考えるうえで、とても大切な視点だと思います。
18.最終的には「自分で学べる教師」を目指す
教師には、いつでも近くに答えを教えてくれる人がいるとは限りません。
異動があります。
担当も変わります。
制度も変わります。
新しい技術も登場します。
これから先、まだ名前さえ付いていない教育課題に向き合うこともあるでしょう。
だからこそ、身に付けたいのは、
すべての答えではありません。
分からないことに出会ったとき、
問いを立てる。
一次情報を探す。
研究を読む。
経験者に聞く。
複数の考えを比べる。
小さく試す。
子どもの姿を見る。
振り返る。
必要なら考えを変える。
また調べる。
この一連の学び方です。
NITSが現在進めている探究型研修でも、教師自身が学び手となり、他者との対話や実践の振り返りを通して問いに向き合うことが重視されています。
教師の専門性は、
知っている答えの数だけで決まるものではありません。
新しい問題に出会ったときに、
「分からないから無理だ」
で終わらず、
「分からない。では、どこから調べようか」
と動き始められること。
そして、
「調べても分からないので、一緒に考えてください」
と人に頼れること。
それも専門性です。
教師が学ぶ姿を、若手教師にも見せます。
「私も分からないので調べてみます」
「この資料にはこう書かれていますが、どう思いますか」
「やってみたけれど、うまくいかなかったですね」
と話せる先輩教師がいる。
その職員室では、若手も学びやすくなります。
教師の学びを、
「知っている人から、知らない人へ答えを渡すこと」
だけにしない。
互いに問いを持つ。
調べる。
試す。
話す。
考え直す。
また学ぶ。
一人ひとりが自分で学びながら、その学びを持ち寄れる職員室。
そのような職員室が、教師の専門性を高め、結果として子どもたちの学びを支えるのだと思います。
教師の「学び方」チェックリスト
□ 自分が今、何に困っているのかを言葉にできる
□ 学びたいテーマではなく、まず問いを持っている
□ 重要な情報は一次資料まで確認している
□ 事実・解釈・実践例を分けて読んでいる
□ 必要に応じて研究論文まで確認している
□ 一人の著者や教師だけを絶対視していない
□ 他の教師の授業を問いを持って見ている
□ 方法だけでなく、その方法を選んだ理由を尋ねている
□ 子どもの姿から自分の実践を確認している
□ 学んだことを小さく試している
□ うまくいかなかった理由も考えている
□ 短くても振り返りを行っている
□ 同僚に相談している
□ 学校外からも学んでいる
□ 生成AIの回答をそのまま事実として使っていない
□ 新しい教育用語は一次資料で確認している
□ 答えだけでなく「調べ方・考え方」も学んでいる
□ 次に分からないことが起きたとき、自分で学び始められる
すべてに○を付ける必要はありません。
最も大切なのは、
「分からないことに出会ったとき、自分はどう学ぶか」
という方法を少しずつ身に付けることです。
そして若手を育てる立場になったら、
答えを教えるだけでなく、
「その答えに、どうやってたどり着くのか」
まで一緒に伝えます。
それが、次の課題を自分で考えられる教師を育てることにつながります。
参考資料
・国立国会図書館レファレンス協同データベース「『魚を与えるのではなく、魚の釣り方を教えよ』という格言の出典について」―同趣旨の格言について明確な出典を確認できないことを示す調査事例。
・教職員支援機構(NITS)「探究型中央研修」―教職員自身が学び手として問いに向き合い、対話と内省を通して教育実践や教育観を振り返る研修を展開。
・文部科学省「学校現場における生成AIの利用について」―生成AIの学校現場での利用に関するガイドラインVer.2.0及び関連資料を掲載。
・上條正太郎・赤坂真二「協同的な省察において教師の学びは如何につくられるのか」『日本学級経営学会誌』―他者との対話によって教師自身の認識を問い直し、新たな理解を形成する過程を検討。
・広瀬和佳子・熊田道子「教師間の対話と省察による実践研究」『言語文化教育研究』―教師間の対話による省察と実践改善の可能性を検討。

