後輩教師とのメール「守るべき7つのルール」

先輩教師が送った業務メール(LINEなどのSNSも含む)が、気づかぬうちに、後輩教師とって「迷惑メール」になっているのです。

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1.メールでは決して指導しない(叱らない)。

「メールで後輩教師を指導する(叱る)」
これをやったら、ゲームセットと思ってください。
パワハラである可能性もあります。
そうでなくても後輩教師にとれば、「メールでの先輩教師からの指導は、目の前にして口で言われるよりも数倍影響が大きい」のです。
後輩教師は何度も何度も見返す可能性もあります。
削除しない限り、後にもずっと残ります。
「彼女(彼氏)からのメールの真上に先輩教師からの指導メールが表示されていたりしたら・・・」
楽しい気分も一瞬にして暗い気持ちになります。

2.後輩教師からの質問メールを確認したら、すぐに返事をする

例えば、後輩教師から土曜日の朝8時30分に質問メールがあったとします。
(ここで、休日の朝に先輩教師にメールを送ることの是非はおいておきます。)
それが少し重い内容なら、クラブ活動を終えてから(例えば13時30分頃に)返信することもあります。
それはそれでよいのですが、メールを返信するまで、後輩教師がどのような気持ちでいるかを思考しなければなりません。
「返信が5時間も来ない。ひょっとして休日に仕事のメールを送付したから、〇〇先生怒っているかもしれない」
「どうしよう、メール見てくれていないのかなぁ。直接電話した方がいいかなぁ。困ったな。」
こんな感じでしょうか。
土曜日までも仕事のことを考えている後輩教師のために、例えば次のようなメールすぐに返信して、安心させてあげてはどうでしょうか。
「おはようございます。土曜日の朝から仕事のことなんて偉い!クラブ直前なので、終了後(14時頃)返信します。どうしても急ぎなら、直接TELもオッケーです。ごめんね (^_^)」
これなら、1分もかかりません。
後輩教師は余計な心配もしなくてすみます。
こういう細やかな配慮をできるのが本当のリーダーシップです。

3.後輩教師にメールで質問しない。

「質問は1行で済むが、返信は何倍もの行になる」
ことを理解しないといけません。
傲慢な先輩教師がやることです。
後輩教師は、ふつう「早く返信しなければ」と考えます。
先輩教師への返信なので、文面等の作成にも時間がかかります。
疲れます。
だから、メールでの質問はNGなのです。

4.長い文章を送らない

「教師は、自分の思いを長く語りすぎる」
これはよく言われることです。
メールでは(メールでも)、これはNGです。
先輩教師から長いメールを受け取った後輩教師は、「短い返信」を返せなくなります。
先輩教師の長い文章に見合った文面を返信しようとします。
「長文ありがとうございした。頑張ります」だけでは済まないのです。
返信に時間がかかります。
だから、長い文章はNGなのです。
私は、後輩教師へのメールは長くても3行以内です。

5.返信を要求しない、返信を急がない。

「メールで質問したのに、返信が30分も来ない。急いでいるのに」
こう思って勝手にイライラする教師がいます。
自分のことしか考えていない自己中心教師です。

6.土・日・祝日・勤務時間外に送付しない。

相手のプライベートの時間を奪うことは許されません。
喫茶店でリラックスしている時の「先輩教師からのメール」ほど、「ないわ」と思うことはありません。
土・日・祝日・勤務時間外に送付しなくても済むように、工夫しなければなりません。

7.その他の基本的なマナー。

メールには基本ルールがあります。
「メール ルール」などで検索もできます。
例えば、
・添付ファイルのサイズを小さくする。
私は、最大でも100kbを目安にしています。
・「TO」、「CC」、「BCC」を使い分ける。
後輩教師へのメールに限らず、社会人として当たり前のことです。

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