その人が望まない噂話は絶対にしない、聞かない、広めない

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1.噂話はしない

「○○先生は、○○先生のことを嫌いらしい」
「○○先生は、来年異動するらしい」
「○○先生は、離婚したらしい」
「○○先生は、○○先生と裏でつながっているらしい」
「○○先生は、趣味で○○をやっているらしい」
「○○先生の授業は、・・・」
「○○先生は、・・・」
など、例を挙げたらきりがありません。
残念ながら、このような種類の噂話をする教師、喜んで聞く教師、嬉しくて広める教師がいます。
確固たる証拠もなく、本人にも直接確認せず、仮に事実であるとしても、本人が広めてほしくないことにもかかわらず・・・。

「人の不幸を土台にして自分を楽しくさせている」状態です。
そのような人間は、「教師としての資質に欠ける」のです。
そういう私も、以前はそのような教師でした。

2.ある先生の一言

しかしある先生の一言で、幸いにも意識を変えることができました。
その時の話をします。
4~5人の教師と一緒に、そのような噂話に参加していました。
それを見ていた退職直前のA先生に、放課後深刻に話しかけられました。
A先生:「春野先生、人の噂話で盛り上がって嬉しいですか。」
私:「いや・・・、周りに合わせている「だけ」です。」
A先生:「「だけ」・・・。噂をされている先生は、春野先生がそのような噂話に一緒になって話している姿を見て、どのように感じると思いますか」
私:「いい気分はしないと思います。」
A先生:「そうですよね。とても残念な気持ちになるのではないでしょうか。私も残念です。あの集団に交じって、先生がその集団に染まっていくのが・・・。私は、先生にはそのような先生になってほしくありません。」
私:「・・・」
いつもは穏やかなA先生が、その時はただならぬ雰囲気でした。
それでようやく私は気づけたのです。
「いじめている生徒を注意できなくてもいい。しかし、それに少しでも加担することは絶対にしてはならない」
いじめを指導する場面で、教師が口にすることです。
私のやっていることは、まさに「これ」だったのです。
こんな教師が「いじめを防ぐ」ことなんてできないでしょう。
今思い出しても、恥ずかしくなります。
「その人が望まない噂話は絶対にしない、聞かない、広めない」
私の行動指針の一つです。

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