Twitterから始まった学校の変化
部活動改革、働き方改革、授業の考え方、
学校教育の当たり前を疑っていくこと・・・。
7年ほど前からTwitterを注視していますが、これらのことはすべてTwitterから始まっています。
またこれらは、意識の高い大学生や現職教員のTweetが中心です。今後もその流れは変わらないと思います。
Twitterをチェックしない教員は、感覚にズレが生まれる
「Twitterをチェックしない教員は、管理職になってはいけない」と手厳しいことを言いました。
しかし、本当にそう思うのです。
残念ながら現在、Twitterの中では「管理職」に対してよいイメージをもっていない先生が多いようです。
しかし、「今の管理職は・・・・」から始まる批判的なTweetを見ると、そう考えるのも仕方のないことだと言えます。
十把一絡げとはなりませんが、原因の多くは、「感覚のずれ」、「人間性」です。
特に20~30歳代の先生と50歳以上の先生の感覚のずれは相当に大きいものがあります(もちろんですが、すべての先生ではありません。そのような方の割合が多いということです)
例えば勤務時間や部活動のこと
例えば、働き方に対する考え方。
「勤務時間の長さで、熱意を示すこと」に価値付けをしている管理職があまりにも多くいます。
平日の夜に19時を超えて仕事をしていたり、土日に部活動をしている先生に対して、「頑張っているね」と声掛けをする。
私はこれは間違っていると思うのです。
このような声掛けをすると、無意識的に「長時間勤務」=「認められること」につながってしまいます。
これは非常にまずいですね。
「頑張っているね」ではなく、該当の日にその場にいることを確認した上で、後日「昨日遅くまでやってましたね。やり残してる仕事でもあったんですか?」と、嫌味なく心配している感じで言えるといいですね。それを聞いた上で、早く帰ることができるような具体的な提案も付け加えるべきでしょう。
また、概ね6年目以上の先生に対しては、日頃からの声かけだけではなく、時代に即している学校全体で共有したい思いを伝えておくことが、管理職には必要です。その時代に即した共有したい思いの内容を考えるときに必要なのが、Twitterとなるわけです。
自己決定自己責任という言葉、間違った使い方をしてはいけない
例えば、何でもかんでも、教員の責任や負担になるような主張が勤務している学校で存在しているとします(自己決定、自己責任の誤った使用法)。そんな時に管理職が、「それは生徒の家庭の問題。私からも学校通信やPTAの方を通して主張していく」と言えなければなりません。
部活動の問題だってそうです。希望しない顧問になったために、毎年休職に追い込まれる先生の話を聞きます。この時も、学校として事前に、
「部活動は、先生方が善悪でやってもらっている活動です。(管理職として)ベストは尽くしますが、もつ方がどうしても見つからない場合もあります。その場合は、活動に制限がかかる場合も出てきます。予めご了承ください」と方針を打ち出すべきです。
以上のことは、中堅の先生も是非とも気をつけてほしいところです。
百歩譲って該当先生のやり方がまずいとして、その先生の資質や能力に結び付けて指導するということあります。説明が乱暴すぎるかもしれませんが、
・教員の負担や責任の範囲を少なくすること
・資質や能力は、また別の問題であること
これを意識しておかないと、井の中の蛙の組織になってしまいます。
誰もが知っている2人の先生
さて、どのような先生のアカウントを見ればよいのかということですが、具体的なアカウント名を上げてしまい、迷惑になるかもしれないのですが、次の2人の方は、私はいつもチェックしています。
坂本良晶先生
葛原祥太先生
小学校の先生ですね。
本当に未来の学校教育を担っている方だと思います。
この方々の感覚をもっていれば、少なくとも「あの管理職分かってない」と言われることはないでしょう。