管理職になるには、特別な能力が必要だと思っていませんか。
リーダーシップ。決断力。話術。カリスマ性。確かに、そうした力があれば役立つ場面はあります。でも、私は、それが管理職になるための必須条件だとは思っていません。
これまで多くの管理職と仕事をしてきました。強いリーダーシップを発揮する人もいました。穏やかに組織をまとめる人もいました。話すことが得意な人もいれば、聞くことが得意な人もいました。
管理職に「正解のタイプ」はありません。
むしろ共通しているのは、一緒に仕事をする人を大切にしていることです。教職員の話を聞く。困っている人に声を掛ける。間違ったときには、自分の非を認める。こうした当たり前の積み重ねが、学校を動かしていきます。
管理職試験を考えている先生の中には、「自分にはリーダーシップがありません」と言われる方もいます。でも、本当にそうでしょうか。
学年主任として仲間と一年間やり切った。教務主任として学校を支えた。部活動や校務分掌で仲間と協力してきた。それも立派なリーダーシップです。
管理職は、スーパーマンになる仕事ではありません。一人で学校を動かす仕事でもありません。教職員一人一人の力を引き出し、同じ方向を向いてもらう仕事です。
だからこそ、完璧である必要はありません。
私自身も、今でも学ぶことばかりです。管理職とは、「できる人」がなる仕事ではなく、「学び続ける人」が成長していく仕事なのだと思っています。
