テスト範囲の白プリントは、いつ配布するのがベストなのか

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やってはいけないことは、
テスト前日(又は前々日)にまとめて多くの白プリントを配布すること
です。
こんなことをしているから、塾に行っている生徒が有利になるのです。
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これをしてしまうと、短期間で多くのことを覚える能力のある生徒が有利になります。
時間をかけないと覚えられない生徒は、明らかに不利になります。
以前、生徒からの訴えがありました。
「社会の先生、テストの2日前に授業中に白プリントを一気に4枚も配ってん。こんなにたくさんの量を直前にもらっても覚えられない!」
当然の主張です。
この生徒が、社会嫌いになったのは言うまでもありません。
私は、この社会教師に聞きました。
「なぜ、そんな直前にたくさんのプリントを配布したのですか」
すると、こう答えたのです。
「テスト範囲を完全に終わらせてから配ろうと思っていました」
「直前に配布した方が、生徒が授業で集中してやるからです」
(私)「・・・。」
問題点が多すぎて言葉にもなりません。
そもそもテスト範囲をテスト前々日に終わること自体、「ない」のです。
これをすると、
「塾に行っている生徒が有利になる」
のです。
塾に行っていない、コツコツやらないと覚えることのできない生徒は不利になるのです。
「社会はたくさんのことを教えなければならない。だから配布は直前になる」なんてまったくの言い訳です。
きちんとやっている教師はいくらでもいるのです。
また、テスト範囲が完全に終わっていなくても、習い終わっている範囲の白プリントは、配布しておかなければなりません。
はっきり言います。

テスト範囲の白プリントは、少なくともテスト1週間以上前に配布しなければならない

のです。
少なくとも、土日を間にはさまないといけません。
こういうと、次のように言う教師がいます。
「直前に配らないと、生徒がプリントをなくしてしまうのです」
末期症状ですね、この教師は。

「直前に配らないとなくす生徒」のために、「真面目にコツコツ勉強する生徒」を犠牲にしている

という事実を理解できないのです。
少し考えれば分かるのです。
直前で授業でやらせることは、白プリントの解答部分を見えないように生徒に折らせて、別のノートやいらない紙に解かすことです。
極端かもしれませんが、私はこれを直前1週間の授業で3回繰り返してやっていました。
授業中に白プリントを「できる」状態にまでもっていくのです。
もし、1週間前に配布してなくす生徒がいるのなら、

その生徒がなくさないように指導する

ことを先にしなければならないのです。
そもそも考え方が間違っているのです。
このような教師は、「入試指導」もできません。
例えば、「過去問(赤本)」の使い方。
読者の皆さんは、中学3年生に、いつやるように指示を出しますか。

「入試の1~2週間前くらいに、本番のつもりで解かす」指導は、NG

なのです。
あり得ません。
もし、入試の1週間前にやって、「全然できなかった」ら、どうするのでしょうか。
残り1週間で生徒は対策を立てられるのでしょうか。
絶対に無理です。
むしろ、自信をなくしてしまい、まったくの逆効果です。
では、自分が受験する高校の入試問題をいつやらせるのか。
地域によっても違いますが、
ここでは、2月に試験があるとした場合、
「11月中旬以降で、受験する高校が決まったらすぐ」
あるいは、
「11月中旬以降の定期テストが終了したらすぐ」
です。
おそらく、できない部分が多いでしょう。
それでもいいのです。
自分ができない部分を把握するために、過去問があるのです。

できていない部分が分かれば、残り数か月を使ってできなかった部分を勉強できる

のです。
まだ、習っていない範囲はやらなくて構いません。
私が進路担当していた頃は、10月にある保護者説明会でも、
「過去問は、自分の弱点を知るために、受験校が決まったらすぐにやってください。習っていない範囲(やらなくてもよい問題)が分からない時は、教科担当に聞いて、印をつけてもらってください。」と説明します。
もちろん生徒にも同じことを言います。
どうしても、「力試し」として直前にやりたいのなら、「1年分」だけを残しておけばいいのです。
それでも私はすすめませんが・・・。
生徒へのちょっとの配慮で多くの生徒が救われるのです。

ちょっとしたプリントを配布するタイミングも、プロとしての意識がなければならない

のです。