社会人は、上司や取引先の相手など、1日中言葉づかいを意識しなければなりません。
そうしているうちに社会人として正しい言葉づかいを学んでいくのです。
しかし、教師の場合は違います。
多くの時間、生徒と話します。
他の先輩教師と話す機会もあるでしょうが、そんなに多くはありません。
また、先輩教師は「身内」なので、多少言葉の使い方が間違っていても、許されることが多いのです。
相手も教師ですから、多少おかしな言葉づかいでも気づかれないことだってあります。
保護者と話すこともありますが、機会はかなり少なくなります。
むしろ丁寧な言葉よりも多少くだけたような話し言葉の方が、話しやすい(好感が持てる)場合もあります。
また、教師は話し方や言葉づかいを時間をとって勉強する機会もほとんどないのです。
そんな理由からか、必要最低限の正しい言葉の使い方知らずに過ごしてしまうのです。
しかし、それではいけません。
教師こそ、正しい言葉を知っておくべきなのです。
そういうことを知った上で、相手によりどのような言葉を使っていくのかを選択していくのです。
今回は、教師が正しく使いたい言葉のうち、「感謝」「依頼」の言葉を少しだけ並べました。
<感謝の言葉の基本>
・ありがとうございます。
・感謝しています。
・感謝の言葉もございません。
・嬉しいです。
・おかげさまで、〜できました。ありがとうございました。
・助かりました。
・〜していただき、感謝の気持ちでいっぱいです。
・お世話になりました。
・感謝いたしております。
・光栄です。
・ご協力
・お力添え
<場合により、上記の言葉に付け加える言葉>
・いつも
→「いつもありがとうございます」「いつもお世話になります」
・お忙しいところ
→「お忙しいところありがとうございます」「お忙しいところ〜していただき、感謝の気持ちでいっぱいです」
・本当に
→「本当に感謝しています」「本当に助かりました」
・お気遣い
→「お気遣いありがとうございます」「お気遣い嬉しい限りです」
・お心遣い
→「お心遣いありがとうございます」
・親身になって〜してくださり、
→「親身になって〜してくださり、感謝の言葉もございません」
・心より
→「心より感謝いたしております」
<依頼の言葉の基本>
・~をお願いします。
・~をよろしくお願いいたします。
・〜していただけるとありがたいのですが・・・。
・〜はいかがでしょうか。
・~について、ご相談したいことがあるのですが。
・少しお時間いただいてもよろしいでしょうか。