何かにチャレンジして、結果の出なかった生徒が
・落ち込んでいる
・自分に自信がないくなっている
そんな時に、
・「君なら大丈夫」と言っても効果がない
・「君ならできる」と言っても自分を信じられない
そのような生徒に対し、私がよくする質問があります。
「ほんの少しでもうまくいったこと、頑張ったことはありますか?」
要するに、
できたこと、頑張れたこと、うまくいったこと
に焦点を当てて、ポジティブな思考に変えることが目的です。
心理学の本にも、よく書かれていることです。
3年になってから勉強を頑張っていたにもかかわらず、中間テストで結果を残せなかった生徒に対しての会話例です。
生徒「テストの点、悪かった(泣)」
先生「そうなんや。悪かったんや」
生徒「めっちゃ勉強したのに。何をやってもあかんわ」
先生「前まではできてなかったことで、今回うまくいったこととか、やりきれたことって何かある?」
生徒「ドリル、計画通りに勉強したかな。その部分だけはできた。」
先生「ドリルの部分はできたんですね(笑)。それは自分ではどう思っているの?」
生徒「それは良かったと思ってる」
こんな感じです。
落ち込んでいる生徒をポジティブな思考にするのは難しいかもしれません。
しかし、ほんの少しでも「できた部分」「うまくいった部分」に焦点を当てることで、次のテストにつながっていくのです。