2学期の準備でやっておくこと、2学期最初の1週間で注意すること

この記事は次のような先生に向けて書きました。
・初任者なので、夏季休業中にやっておくことを一から知りたい先生
・2学期も「スタートが肝心」なのは分かるが、実際にどのようなことをすればよいか分からない先生
・夏季休業中は余裕があるから、2学期の準備をしておきたい先生
・もうすでに準備をしたつもりだが、抜けがないかどうかをチェックしたい先生
————目次————
<2学期の準備でやっておくこと>
1.2学期当初の学年便り・学級通信
2.「まとめてやれることはやる」は仕事術の基本
3.2学期の流れをシミュレーションする
<2学期最初の1週間で注意すること>
4.心身の健康状態のチェック(見るべきポイント、逃してはいけないサイン)
5.宿題の達成状況がよくない生徒に対してのアプローチ
<最後に>
6.残りの夏休み期間で考えること
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2学期、準備、やること
2014/08/07 photographed by Haruno.S

記事一覧
<2学期の準備でやっておくこと>

1.2学期当初の学年便り・学級通信

夏休み明けの内容としてオーソドックスなものとしては、
・授業ルールの確認
・学級目標の再確認
・保護者への挨拶
・教師自身の夏休みの体験談
・2学期の生活イメージ、主な行事
・その他学校生活に関して、1学期に伝えたことを再確認
・2学期の生活について、生徒に特に伝えたいこと
・生徒の声を聴くためのアンケート用紙(夏休みに楽しかったこと、勉強面、生活面、部活動面)
などです。

2.「まとめてやれることはやる」は仕事術の基本

「まとめてやれることはやる」は仕事術の基本です。
夏季休業中に終わらせたいことの1つとして、「2学期の授業準備」があります。
まとめてやれば、早く正確に系統立てて資料を作成できるものです。
例えば、
・授業プリント
・電子データ(パワーポイント、動画等)
・2学期中間テスト、期末テスト
・授業で使用する「物」
これらはすべて、夏休み中にある程度まとめて仕上げることができます。
また、自分の校務分掌上でできることもあるかと思います。

3.2学期の流れをシミュレーションする

所属している中学校の「年間行事予定表」を準備します。
その中の2学期の部分を眺めます。
例えば、3年生の担任で、次の行事が2学期にあるとします。
<9月>
・実力テスト
・文化祭(演劇)
10月
・中間テスト
11月
・実力テスト
・期末テスト
12月
・評価
・進路決定面談
次にすることは、上記の行事を想定した上で、「どこでどのような話を生徒にするのか」を考えます。
例えば、
2学期始業式の日・・・
・とにかく最初の1週間は、部活動、勉強のようすなど、生徒の夏休みのようすをしっかり聞く。
・勉強について、生徒に話をする。同時に○○という内容の学級通信を発行する。
・2学期の流れを大まかに説明する。
実力テストが終わったらすぐに・・・
・『文化祭でクラス一丸となって、○○をしよう』ということを、学級通信を発行して、生徒に真剣に伝える。
文化祭準備期間中は・・・
・生徒の頑張っている写真が掲載された学級通信を発行する。
・文化祭前日は、早く帰って明日へ向けて疲れが出ないように、事前に言っておく。
文化祭前日は・・・
・生徒の一言決意学級通信を発行し、意欲を高める。
文化祭が終わったらすぐに・・・
・文化祭の頑張りを一人一人褒める。○○という学級通信も発行する。
・気持ちの切り替えの話をする。同時に学級通信も発行する。
こんなことをシミュレーションするのです。
シミュレーションができれば、準備できることも出てきます。
例えば、
・写真を掲載するための学級通信の雛形を作成しておく。
・「クラス一丸」の話の内容を、自分の体験に結び付けて考えておく
等々です。
ここに進路のことも入ってきます。
そういうことを考えていけば、考えないよりも余裕をもって仕事を進めることができます。
また、いわゆるやり忘れを防ぐために、手帳に記入しておくのも1つの方法です。
9月1日の欄に、「□学級通信作成」などです。
現在書店には、学校の先生専用の手帳が販売されています。
また、「先生 手帳」と検索してもよいでしょう。
<2学期最初の1週間で注意すること>

4.健康状態のチェック(見るべきポイント、逃してはいけないサイン)

初任者のうちは、自分のクラスの生徒を中心にようすをみることができればよいでしょう。
4年目以降、あるいは2校目、3校目であれば、学年全体の生徒の様子をみることができればいいですね。
2学期の初日は、生徒の変化を見るための大切な時間です。
いわゆる「小さなサイン」を見逃さないようにしましょう。
見るポイントとして、例えば、
・「おはようございます」とこちらから挨拶した時のようす
・髪型
・カバン
・服装
・肌が見えている部分のキズ
・靴
・(自分が担当している教科だけではない)宿題の達成状況
などがあげられます。
可能であれば、学級通信等で「何か困っていることがあったら、放課後相談しに来て下さいね」というメッセージも伝えておいてもよいでしょう。
2学期の始業式当日、「朝の打ち合わせや宿題のチェックなどで慌ただしく時間が過ぎ、生徒の様子を観察できない」ことは防ぎましょう。

5.宿題の達成状況がよくない生徒に対してのアプローチ

「なぜできなかったのか」ということに焦点を当て、生徒の声を聞いてください。
少なくとも、鬼の首を取ったように指導することは避けましょう。
生徒指導困難校等は難しい場合も多いでしょうが、「優しく寄り添って一緒にやってあげる」が基本スタンスです。
「甘い」と言われるかもしれませんし、これがベストだというエビデンスもありませんが、生徒が成長してると現在もっとも実感できる方法です。
<最後に>

6.残りの夏休み期間で考えること

2学期の準備を一通り終えた後、私がやることは、「新年の決意」の再確認です。
決意したことでできていないことが恥ずかしながら多くあります。
それをリスタート(restart)します。
例えば、
・朝30分早く起きて○○をする。
・体を鍛えるために、○○をする。
・本を一日○○分読む。
・友人を増やすために、○○する。
などです。