一緒に仕事をする教師の願い・思い・目標を知る

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「願い・思い・目標」を知ることの大切さ

一緒に仕事をしている教師の「願い・思い・目標」を知っているでしょうか。
これがなければ、組織に勢いをつけることはできません。
例えば、「前年度、生徒に強く指導し過ぎて反省している教師」に、「今年も、去年みたいに生徒指導はよろしく頼むよ」
と言ってしまえば、モチベーションが少し下がるかもしれません。

何気ない会話場面で

こういう教師の思いを知っているならば、言い方も変わってきます。
例えば、二人で何気ない会話をしている時に、
「(前略)・・・。そうですか。強く指導し過ぎたと思っているのですね。」
相手「そうなんです。」
「これからは、こうして指導したいっていう思いみたいなものはありますか。」
相手「何気なくですけど・・・。生徒目線って言うんですか。生徒の話しを丁寧に聞いてあげるというか・・・。」
「そういう思いがあるんですね。では今年はそういう風に生徒に関わっていきたいのですね(笑顔)。」
相手「はい・・。」
「では、そのようなアプローチで生徒指導をやってくれますか。」
相手「分かりました。」
実際は、このようにうまく進むかは分かりません。
しかし、少なくとも、生徒指導をする先生のモチベーションはアップするはずです。
もし、これがなければ、その先生にとって「不本意な生徒指導」をしなければならなかったかもしれません。
例えば「厳しく指導したくないのに、周りからそのような役割を期待されてしまう」ようなことです。
その先生は、「生徒目線に立つ指導」をやりにくくなるかもしれません。
やや極端な例かもしれませんが、思いを知ることはとても大事です。
では、どのようにして相手の思いを知るのか。
突然、「ちょっと来てもらっていい?」と言って、「(無理した笑顔で)どういう思いをして仕事をしているか、教えてもらっていい?言える部分だけでいいから。」
と優しく言っても、その教師が本心を話す可能性は少ないでしょう。
これも繰り返しブログで記事にしていますが、
「普段、どれだけ、その先生に思いを馳せて仕事をしているか」
なのです。
そのような自分の「思い」がなければ、相手の「思い」は聞くことはできないのです。

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