「テスト勉強計画表(学習計画表)作成能力」には、中学1年生なら少なくとも12年分の差があります。
中学3年生のスタート段階なら14年分です。
ほとんどの中学校では、統一されたテスト勉強計画表(学習計画表)を使用していると思いますが、私は、
生徒の発達段階に合わせたテスト勉強計画表(学習計画表)
を使用しています。
例えば、「計画作成の苦手な生徒」が、下記の「テスト勉強計画表(学習計画表)A」を記入することはとても難しいのです。
小学生の四則演算の段階でつまずきのある生徒が、発展問題を解くようなものです。
これでは、勉強を始める以前につまずいてしまいます。
私が担当していた頃は、5種類のテスト勉強計画表(学習計画表)を準備しました。
生徒はその中から自分で選択して記入していきます。
「自分で選択する」という手順を入れるだけで、テスト勉強計画表(学習計画表)の完成度が異なってきます。
テスト毎に1年間続けていれば計画能力がつき、選ぶプリントもより複雑なものへと変わっていくのです。
「自己決定」は、テスト計画表作成指導でも必要なのです。
また、教師の「テスト勉強計画表(学習計画表)指導」できる時間の長さに合わせて、指導する内容を決めるのです。
学年教師での作戦が必要です
1.テスト勉強計画表(学習計画表)
Aパターン
計画を立てることが「得意」な生徒用
テスト勉強計画表(学習計画表)Aの項目
・日付、学習内容1、学習内容2、学習内容3、学習内容4、予定学習時刻、勉強時間目標、勉強時間結果、自己評価(5点満点)、提出物、振り返り(4行)、合計勉強時間目標、合計勉強時間結果、合計自己評価(55点満点)
2.テスト勉強計画表(学習計画表)
Bパターン
計画を立てることが「まあ得意」な生徒用
テスト勉強計画表(学習計画表)Bの項目
・日付、学習内容1、学習内容2、学習内容3、勉強時間目標、勉強時間結果、自己評価(5点満点)、提出物、振り返り(4行)、合計勉強時間目標、合計勉強時間結果、合計自己評価(55点満点)
※A表から、「学習内容4」「予定学習時刻」を削除しています。
3.テスト勉強計画表(学習計画表)
Cパターン
ふつう
テスト勉強計画表(学習計画表)Cの項目
・日付、学習内容1、学習内容2、学習内容3、勉強時間結果、自己評価(5点満点)、提出物、振り返り(4行)、合計勉強時間目標、合計自己評価(55点満点)
※B表から、「勉強時間目標」、「合計勉強時間結果」を削除しています。
プリントイメージ
4.テスト勉強計画表(学習計画表)
Dパターン
計画を立てることが「やや苦手」な生徒用
テスト勉強計画表(学習計画表)Dの項目
・日付、学習内容1、学習内容2、勉強時間結果、提出物、振り返り(3行)、合計勉強時間結果、
※C表から、「学習内容3」、「自己評価(5点満点)」、「合計自己評価(55点満点)」を削除しています。また、振り返りを4行から3行にしています。
プリントイメージ
5.テスト勉強計画表(学習計画表)
Eパターン
計画を立てることが「苦手」な生徒用
テスト勉強計画表(学習計画表)Eの項目
・日付、学習内容、勉強時間結果、提出物、振り返り、
※D表から、「1、学習内容2、」、「自己評価(5点満点)」、「合計自己評価(55点満点)」、「合計勉強時間結果」を削除しています。また、振り返りを3行から行無しにしています。
プリントイメージ
6.シンプル計画表
中学生用シンプル学習計画表(勉強計画表)です。
画像クリックで、PDFファイルが表示されます。