「授業は面白い。定期テストも点数がよかった。でも入試問題は全然違う問題だった」
では、生徒がかわいそうです。
だからこそ、早い時期に入試問題を研究しておくのです。
1.いつまでに入試問題を研究するのか。
理想は、中3が始まる前までには、自分の所属する入試問題を研究しておくのがいいでしょう。
あくまで理想です。
中3が始まる前ですから、春休みです。
「入試ありき」で授業をしているわけではありませんが、保護者や生徒の願いは「入試対策」もその1つです。
2.何を研究するのか
・時間は十分にあるのか?
・何問出題されるのか?
・配点は?
・どの領域が中心か?
・難易度は?
くらいは、授業で生徒に語れるようにしておきたいものです。
自分だけでの分析が難しい場合は、過去問の最初の「傾向と対策」を読めばいいでしょう。
3.具体的にやること
・校内に置いている過去問を5年分解く
・4月の授業から、ちょいちょい授業で伝えていく。
「この範囲は、毎年よく出ている。特に○○の領域は、配点が△△点もあった」など。
・学校で使用している問題集のどの部分が、入試レベルの問題かを伝える。
4.授業の幅が大きく広がる
4月から始まる授業の自信度がまったく違ってきます。
また、書店へ行けば、「入試対策問題集(解説や解き方が充実している)」があります。
それらも参考にしましょう。