11月23日勤労感謝の日に向けて、生徒に伝えたいこと

11月23日、勤労感謝の日、中学校、学級通信、学年便り、ネタ、話


11月23日は秋分の日です。
「23日は勤労感謝の日  もともとは、(        )を祝う日」
と板書をして、祝日への関心を高めましょう。
少なくとも、「由来や意味」、「やってほしいこと」、「考えてほしいこと」などを、丁寧に伝えなければなりません。
国民の祝日になっているわけですから、それくらいの意味のある日なのです。
終礼のミニ講話に、生徒との会話に、授業の最初に、学級通信、学年便りにどうぞ。

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<1.法律上の位置づけ>

国民の祝日に関する法律
には、次のように示されています。

第二条  「国民の祝日」を次のように定める。
元日 一月一日 年のはじめを祝う。
成人の日 一月の第二月曜日 おとなになつたことを自覚し、みずから生き抜こうとする青年を祝いはげます。
建国記念の日 政令で定める日 建国をしのび、国を愛する心を養う。
春分の日 春分日 自然をたたえ、生物をいつくしむ。
昭和の日 四月二十九日 激動の日々を経て、復興を遂げた昭和の時代を顧み、国の将来に思いをいたす。
憲法記念日 五月三日 日本国憲法 の施行を記念し、国の成長を期する。
みどりの日 五月四日 自然に親しむとともにその恩恵に感謝し、豊かな心をはぐくむ。
こどもの日 五月五日 こどもの人格を重んじ、こどもの幸福をはかるとともに、母に感謝する。
海の日 七月の第三月曜日 海の恩恵に感謝するとともに、海洋国日本の繁栄を願う。
敬老の日 九月の第三月曜日 多年にわたり社会につくしてきた老人を敬愛し、長寿を祝う。
秋分の日 秋分日 祖先をうやまい、なくなつた人々をしのぶ。
体育の日 十月の第二月曜日 スポーツにしたしみ、健康な心身をつちかう。
文化の日 十一月三日 自由と平和を愛し、文化をすすめる。
勤労感謝の日 十一月二十三日 勤労をたつとび、生産を祝い、国民たがいに感謝しあう。
天皇誕生日 十二月二十三日 天皇の誕生日を祝う。

(赤字は、春野による)

<2.そのまま使える文章例(学級通信、学年便り、生徒との会話に入れたい内容)>

勤労感謝の日は、もともと、「農作物の収穫」を祝う日でした。
ここで、一昔前の話をします。
農業中心の時代には、農作物の収穫を祝う風習がありました。
その時代の天皇も農作物を食べることで、収穫に感謝しました。
これが、新嘗祭(にいなめさい)という行事になります。
新嘗祭は、卯の日に行っていました。
ある年の卯の日が、11月23日でした。
それ以降、卯の日ではなく、11月23日行われるようになりました。
戦後になり、その新嘗祭は、「勤労感謝の日」と名前が変わったのです。
簡単に言うと、
「農作物の収穫を祝う行事>>新嘗祭>>勤労感謝の日」
となります。
ちなみに、卯の日という言葉を知っていますか。
日本では、十二支を日付ごとに割り付けています。
十二支は、「子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥」(読めますか・・・)のことです。
由来については、かなり省略していますので、興味のある人は調べてみましょう。
さて、国民の祝日に関する法律では、次のように示されています。

十一月二十三日 勤労感謝の日
勤労をたつとび、生産を祝い、国民たがいに感謝しあう。

勤労とは、「仕事に励むこと」です。
勤労感謝の日の趣旨とは、少しずれるかもしれませんが、皆さんの場合は、
「保護者の方や周りの大人が、仕事に励んでおられることに感謝する日」
と考えてもいいでしょう。
そのおかげで、こうやって学校に来られるのです。
食べていくことができるのです。
皆さんの生活は、周りに働く人がいるからこそ、成り立つのです。
身近な例で言うと、スマートフォンや携帯電話。
陰でシステムを運用する人がいないと、メールも電話もすぐにできなくなってしまいます。
今この瞬間も、コンピュータに向かって、仕事をしている人がいます。
ゲームだってそう、今皆さんが使っている机、椅子だってそうなのです。
また、
「皆さんの食べている料理が口に届くまでに、どのような人が関係しているのか」
を小学校で習ったことがあるのではないでしょうか。
農作物をつくる人、その農作物を運ぶ人、運んだものを売る人、買って料理をする人、などなどなど・・・、すべて「勤労」がないと生まれないのです。
そういうことを考えて感謝する日なのです。
今まで皆さんは、(  )年間生きてきました。
「勤労」について、真剣に考えたことはあるでしょうか。
少なくともこれを機に、「○○さん、いつも働いてくれてありがとう」と身近な人に言えればいいですね。

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